

授業紹介・教員一覧
日本文学を探求することで深まる
真実を見つめ考え続ける力
日本文学科は、少人数のゼミを中心に、日本文学、日本語学、日本文化について総合的かつ通時的、そして体系的に学ぶことができます。さまざまな資料に触れながら、自らの力で考え、調べ、その成果を他者に美しい日本語で表現する力を身につけ、人間や社会の在り方を考察します。
教員

中山 弘明日本文学科
私は大学在学中から、詩人・小説家の島崎藤村を研究しています。島崎藤村は、第一次世界大戦中にフランスに滞在していた数少ない日本人です。この戦争が彼の文学にどう影響を与えたかを探究しながら、第一次世界大戦終結から第二次世界大戦勃発までを含めた「戦争と日本文学との関連性」に着目しています。
私は「近代文学においての戦争」について授業を行っています、今の学生は親の世代も含めてリアルな戦争を知りません。しかし、国際情勢の変化には敏感で戦争への関心は高いのです。ですので、私の授業では文学作品を通じて「戦争とは何か」を解明する授業を行っています。
「日本文学演習Ⅰ」という授業では、日本近代文学の名作短編を読み、学生に発表してもらいます。夏目漱石や太宰治など色々な作家をあつかいます。一方「日本文学講読」の授業では、江戸川乱歩のミステリーや黒澤明の映画を素材にした授業をしています。
授業の中では、学生の関心に近づくことを心がけています。国語の授業そのものが変化し、紙の本が読まれなくなりつつある現代において、学生に読書の楽しさを感じ取ってもらい、どう深めていけるかをテーマに取り組んでいます。
日本文学科では、教員免許を取得でき、国語教員としての道が開かれます。教員だけではなく、さまざまな進路があります。図書館司書を希望する学生もいますし、四国を中心に様々な企業で働く学生も多いです。何にでもなれるフレキシブルな魅力が、文学部には詰まっています。
文学部を目指すためには、まず第一に文学が好きであることです。小説を読むことが好きであれば、ライトノベル、ミステリーなどジャンルは問いません。「文学大好き」「日本語に興味がある」という気持ちを持って大学に来てもらいたいと思います。4年間のうちに自分にとって価値のあるものを見つけ、とことん学んでください。

授業紹介
授業紹介(教員一覧)
学科長:佐々木 亨
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日本文学概論B
古典散文学を教材として、作品を読むとはいかなる営為なのか、文学は政治や宗教や経済とどのように結びついているのかなどの視点・発想で日本文学を紐解いていきます。
- 佐々木 亨
その他の担当授業
日本文学史BⅠ・Ⅱ
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日本文学演習Ⅰ
夏目漱石から安部公房など日本近代文学の短編小説を読み深めながら、短編をしっかりと読解する力・発表する力をつけていきます。
- 中山 弘明
その他の担当授業
日本文学購読D
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日本文学講読CⅠ・Ⅱ
日本の近現代文学、特に小説を中心にした〈読み〉の授業です。テクストを如何に読むのか、その方法と発想について学修します。
- 上田 穗積
その他の担当授業
日本文学史AⅠ、日本文学演習Ⅱ、基礎ゼミAI
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日本語学概論A・B
日本語の音韻・文法・語彙などについて、それを対象化して分析する方法を学修します。
- 近藤 政行
研究室
日本語学研究室
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日本文学史AⅠ
日本古典文学における韻文学の生成・発展の流れを、外来の漢字文化のなかで消長・展開し深化していく和歌の歴史を軸としつつ考究していきます。
- 下田 祐輔
その他の担当授業
漢文講読
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日本語史
言葉はなぜ変化するのでしょうか。この授業では、日本語史上に生じたさまざまな変化について、その原因を明らかにしていきます。
- 青木 毅
研究室
日本語学研究室
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健康スポーツA・B
生涯を通して全ての人が、健康的に無理なくスポーツ活動ができるように、実践的な学びを通して「スポーツ・イン・ライフ」の実現に貢献できる人材の育成を目指します。
- 田子 孝仁
研究室
スポーツ科学
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倫理学A
「ケア(ケアリング)の倫理」をふまえて、現代社会における生命、環境、福祉、教育などの問題を理解する。
- 立山 善康
その他の担当授業
哲学A・B、教育原理、道徳教育
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韓国語初級
コトバを学ぶことで、異文化に興味をもち、異文化交流が実践できる人材育成を目指します。
- 宋 炳五
その他の担当授業
文学A、文学B、韓国語初級
その他の情報