

放射線治療技術学
定位放射線照射、強度変調放射線治療など高度放射線治療の知識・技術を学びます。
教授岩﨑 孝信
授業・研究について
■授業について
放射線治療はがん治療の三本柱の一つとしての役割を担ってきましたが、高齢化社会となりその需要はますます増えてきています。画像診断の進歩も相俟って、定位放射線照射、強度変調放射線治療など高精度放射線治療が普及しつつあり、より専門的な知識が求められています。チーム医療を担う専門職としての知識を身に付けていきます。
■研究について
研究室では放射線治療技術や放射線治療機器学で学んだ知識を基に、さらに詳しいテーマに絞って卒業研究等を行なっています。具体的には放射線治療を行うためのシミュレーション装置(治療計画装置)などを用いて治療範囲(照射野)や形状が変化した場合、深部線量がどのように変化するのか関係を検討することにより精度の高い検証方法を検討したり、病院から治療装置の保守管理データの提供を受けて解析を行い、線量計の感度の経年変化など保守管理に有用なデータの取得またそれらを利用した治療装置の保守管理方法の改善などについて検討しています。
放射線治療技術はコンピュータの進歩と歩調を合わせるように進歩しています。からだの深いところにある病巣に線量を集中させる技術も飛躍的に進歩しています。からだにメスを入れることなくがん治療を行うことができる放射線治療に注目していただけたらと考えます。
講師の紹介


教授岩﨑 孝信
担当授業
- 放射線治療技術学
- 放射線治療機器学
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研究室名
岩﨑研究室
中高生への
メッセージ
診療放射線技師の仕事の多くは診断や治療を行っていく上で必要な検査業務に関係してます。しかし、それだけではなくがん治療法の一つである放射線治療において、日々患者に正確に放射線を照射することにより治療して行く作業は診療放射線技師が行っています。このような検査だけなく幅広い業務を担当する診療放射線技師に興味を持っていただけたらと思います。

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