

画像検査技術学Ⅵ
診療放射線技師が扱う
MR検査画像の撮像の特徴と
撮像に伴う危険性を併せて
学びます。
教授山村 憲一郎
授業・研究について
■授業について
MRIの授業では、電磁波を用いた撮影技術とは全く異なった方法を用いて人体を撮像しています。
強い磁界とラジオ波(RF波)を用いて撮像するため、これに伴った危険性も多くあります。
授業ではMR検査画像の撮像の特徴と撮像に伴う危険性を併せて学修することによって、将来、診療放射線技師国家試験の取得後に役立ててもらおうと考えています。
放射線関係法規では、医療技術者として放射線を取り扱う上で決められたルールを守り、同時にお教えすることで、国家試験取得後に一緒に働く他の医療に関わる皆さんを被ばくから守れるようにと考えています。
放射線に関する難しい言葉が多く出てくる専門科目をなるべくわかりやすく説明するようにスライドや冊子を用いて授業を行っています。
■研究について
MRIでは放射線を使わずに検査することができます。
しかし、動きにとっても弱く、ほかにもちゃんと画像になるまでにはたくさんのハードルがあります。ハードルの原因とその評価を研究しています。
講師の紹介


教授山村 憲一郎
担当授業
- 画像検査技術学Ⅵ(MRI)
- 放射線関係法規
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研究専門分野
MRI
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研究室名
山村研究室
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著書
新 頭部画像診断の勘どころ(2014年)第2章これだけは押さえておきたいMRI技術 P31-53.
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論文
聴覚刺激fMRIにおけるヘッドフォンの音声伝達能の改善と定量化.
日本放射線技術学会誌 70巻10号(2014),p1119-1124.山村 憲一郎, 高津 安男, 宮地 利明, 木村 哲哉 Brain magnetic resonance imaging using a customized vacuum shape-keeping immobilizer without sedation in preterm infants.Magn Reson Imaging Dec;54:171-175. Kenichiro Yamamura, Yasuo Takatsu, Tosiaki Miyati, Tadashi Inatomi Identification of syllables best recognized in acoustic-stimulated functional magnetic resonance imaging.(2018), Radiol Phys Technol Mar;11(1):36-42. Kenichiro Yamamura, Yasuo Takatsu, Toshiaki Miyati 教育講座─放射線技術学におけるファントムスタディ─3.緩和時間のコントロールと測定に関して.日本放射線技術学会誌 77巻7号(2021),p745-751.山村 憲一郎 【最新版 MRIのリスクマネージメント-安全なMRI検査のために求められる対策-】MRIリスクマネージメントの実際 鎮静剤を使用しない小児MRI検査の実際(解説).INNERVISION 36巻3号(2021) P83-85
中高生への
メッセージ
放射線って何かと嫌われている存在なのですが、これは五感(見る、聞く、臭う、触れる、味)に全く感じないためです。しかし、ある方法を用いれば、見える化することができるのです。診療放射線学科で扱う学問を通して、放射線に興味を感じていただければと思います。
研究テーマ
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MRI用ファントム材料
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語想起fMRIに用いる
音声タスクの伝達

保健福祉学部について