

日本文学科
日本文学科について
日本文学を通じ
国際社会で活かせる素養を深める
日本文学・日本語学について、専門的な知識を体系的に学び、日本語を正しく理解して表現する力を身に付けます。また、人間とそれを取り巻く世界の真実を深めることを通して「考える力」を身に付けるとともに、文学最大のテーマである「人間探求」を深めます。

学科の特色
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原資料から学ぶ
授業とそれを支える豊富な貴重書古代から現代にいたるさまざまな作品や資料を対象として、多角的に読み解いていきます。その際、活字化された本(洋装本)のみならず、各時代に書写されたり、刊行されたりした生の資料(和装本)を実際に手に取って読むこともあります。本大学の図書館にも豊富な貴重書が収蔵されており、充実した環境で学べます。
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学生との
信頼関係を重視
した教育姿勢専門性の高い教授陣による少人数制の教育を実施。少人数ならではの、和やかで楽しい語らいの中で実力を養っていきます。学科創設以来、一貫して守り続けている教育姿勢で、学生一人ひとりとの信頼関係を大切にしながら、きめ細かな学習をサポートします。
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的確な思考・行動へ導く正確なことばの修得
物事について的確に思考し、適切に判断・行動するためには、正確で意味のあることばを使うことが重要です。表現力が増すほど思考の幅も広がります。ことばを研究対象とする本学科では、最も根源的な「知の能力」を鍛えます。

在学生の声の聞いてみよう。
授業や大学生活に役立つヒントが見つかるかも。
徳島文理大学に入学したきっかけは?
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私は中学時代の国語の先生にあこがれて教職を目指しています。わかりやすい授業で国語が好きになれたので、私も生徒に国語を好きになってもらえる先生になりたいと思っています。
2年 松田さん
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僕は高校時代、部活動の顧問だった先生がいつも楽しそうにしていたので「教員という仕事は楽しいのかな」と興味を持ったことがきっかけ。おもしろい先生だったな。
2年 高岡さん
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僕は大学に入ってから教職に興味が出てきました。教職に就いて生徒に夢や目標を持たせるすばらしさに気づいたと思う。
2年 佐伯さん
大学の授業について楽しい授業・思い出に残っている授業は?
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高校等ではいろいろな教科を勉強するけど、大学は自分が好きなことを専門的に学べる。資格・職につくということを前提とした勉強が難しいなと思った。
2年 佐伯さん
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いろんな人と出会えたことです。中学校や高校では同じ地域で良く知る人たちのコミュニティだったものが、大学に入りさまざまな地域から入学してきた人たちや、さまざまな先生方との出会いが新鮮で楽しいです。
2年 谷本さん
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大学で、自分が興味があった古典について詳しく勉強できることが楽しいです。日本文学では文学作品を読んで、作品について自分で考えたり、まとめたりするのが楽しいです。読むのはまだ少し苦手だけど…。
2年 高岡さん
大学生活での気付きや変化は?
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アナログの良さに気づけました。手書きでノートやレポートを書いているので、文字がキレイになったのがわかる。デジタル全盛の時代だけど、日本の美しい文字の形を大事にしたいと思います。
2年 谷本さん
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文字といえば、高校時代に漢字検定を受けておいたほうがいい!文学部では漢字の読み書きと語彙力がかなり必要なので、早くからそういった力を高めておくことが大切かも。
2年 宮城さん
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もちろん読書も忘れずに(笑)。言葉を読み取ったうえで、自分の考えをしっかりと持つこと、人との関わりや知識の積み重ねも必要だと感じています。
2年 松田さん
大学や日本文学科で学ぶ中で、身についたスキルは?
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私は、文章力がついてきました。難しい漢字や日本語表現を使って「言葉で伝える力」をもっと磨けていけたらいいな。さらにコミュニケーション能力も高めて、学内だけでなく地域貢献活動にも参加してみたいです。
2年 松田さん
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僕の場合は、自発的な行動ができるようになってきた。オープンキャンパスのスタッフを務めるなど、自分から経験のない環境に飛び込みたいと思えるようになってきた。失敗を恐れず、まずはやってみることが大事です。
2年 谷本さん
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高校と違って自分で履修を決めたり、何事にも判断が求められるので、一度決めたことをしっかりやることが大事。そうすることで勉強にも積極的に、根気強く取り組む力もついたように思う。
2年 高岡さん
中高生へ徳島文理大学・日本文学科の魅力を紹介してください。
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日本文学科は学科のみんなが優しくて、先生方もいろんなことを教えてくれるので勉強しやすい環境です。文学部はいろんな進路を選択できるので、大学でその選択の幅を広げていくことができると思います。
2年 佐伯さん
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まずはオープンキャンパスに来てみてください。私はオープンキャンパスで迷子になったのですが(笑)、先輩が優しく接してくれたり、先生方が話しやすかったのを覚えています。勉強や生活、そして大学の雰囲気を感じることも大切です。
2年 宮城さん
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大学に入ることが不安に思っている人も多いと思いますが、何事も初めてなので怖がらずに何でもチャレンジしてほしいなと思います。自分の人生なのでいろいろなことに挑戦してほしいと思います。
2年 高岡さん
自分にキャッチコピーを付けるなら
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教師になったら、愛情をもって厳しく接し、生徒に常に寄り添える「メリハリのついた人になりたい」と思っています。
2年 松田さん
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人に物事を伝えていると、心に余裕がないせいか真顔になっていると指摘されるので、余裕を持って「笑顔」で教えられる教師をめざしたいですね。
2年 宮城さん
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僕は、生徒が勉強や進路で悩んだりしているときに、道を示してあげられる教師になりたいと思う。闇を照らす「一番星」のように、生徒の道標として明るく照らしてあげたいです。
2年 高岡さん

カリキュラム
専門的な知識を体系的に学び、
日本語を正しく理解して表現する力を
修得する
古代から現代にいたる日本文学・日本語学を学び、人間や社会の在り方を考察します。インターネットや携帯電話など、非対面コミュニケーションが浸透している中で、言葉を正確に理解し運用する重要性を理解し、あらゆる時代・分野の日本文学・日本語学について専門的な知識を体系的に学び、日本語を正しく理解して表現する力を修得していきます。

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日本語学概論A
日本語の発音・語彙・文法に関するさまざまな現象を取り上げて、そのしくみを分析・考察していきます。知識を得るだけではなく「考える」ことをとおして、日本語のおもしろさや奥深さを知ってもらいたいと思っています。
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漢文学概論
日本の文学作品を味わうためには、漢文についての知識や漢文を読み解く力を身につけることが必要不可欠となります。古典の名文を読みながら、漢文(古典中国語)の性質や、漢文訓読という方法についての理解を深めていきます。
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学習支援Ⅰ
この講座は教員になるための実践的な技術を習得する講座です。具体的には受講生が学習指導案を用意して模擬授業をします。終了後には授業内容やその方法について全員で討論をします。最新の機器を使いながら、コロナ禍においても十分に対応できる授業の実践力を身につけます。
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基礎ゼミナールA(一般総合科目)
学問の基本的な考え方や方法論について理解を深め、身につけることを目標とする授業です。近代文学の一作品を精読しながら、辞書の基礎的な知識や使い方を学びます。この授業をとおして、文献を扱う上での基本を学び、参考文献の内容を整理しつつ自らの考えをまとめる力やその内容を分かりやすく発表する技術を身につけます。
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漢文講読
漢詩は、中国の漢字文化の受容とともに日本人の表現方法の一つとなりました。特に近世から近代にかけては、和歌や俳諧と同じく、考えや思いをつづる身近な文学表現として親しまれ、洗練されていきました。当時の人々は漢詩をどのように表現し、またどのように味わったのでしょうか。作品を味読しながら考察していきます。
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日本文学演習Ⅱ
卒業論文執筆をめざし、各自の興味・関心に従って選択します。時代を横断する多様な作品について、発表と討論を中心にして進めます。プレゼンテーション技術の向上を図り、調査力・思考力・文章力の養成をおこないます。研究をするための基本的な能力を身につける講座です。
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日本文学講読DⅠ
小説を読む楽しさ・怖さ・不思議さといった素朴な問題に立ち返って考察する科目です。特に江戸川乱歩の作品を取り上げて、記号と暗号・迷宮・ユートピア・都市空間・性と快楽などのトピックスを取り出して検討していきます。
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日本語史
日本語は、原始日本語の特徴を受け継ぎつつ、漢字・漢語の受容により大きな変容を遂げ、外来語の影響などにより今なお変化し続けています。音韻・表記・語彙・文法などの各側面について日本語の特色を明らかにし、その歴史的背景を探ります。
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