

医用物性工学
生体組織に機械的なエネルギーや電気的なエネルギーなどを加えたときに、どのような性質を示すのかを学びます。
准教授工藤 哲
授業・研究について
■授業について
医用物性工学は、生体組織に機械的なエネルギーや電気的なエネルギーなどを加えたときに、どのような性質を示すのかを学ぶ科目です。このようなことは医療機器の出力するエネルギーの安全性を考慮するために重要な知識となります。また、医療機器がどのようにして治療効果を発揮するのかを理解するために必要な知識でもあります。
■研究について
私の研究室では、「血液浄化器の性能評価」や「心拍変動解析を利用した作業環境と心理的ストレスの関係」などを研究しています。配属された4年生はこれらに関連したテーマについて文献調査をしたり、先輩の卒業研究を参考にすることで、各自の研究テーマを決定し、卒業研究に取り組んでいます。各自積極的に研究に取り組み各分野の理解を深めています。
医用物性工学では、筋や骨などの生体組織が医療機器の各種エネルギーに対しどのようにふるまうのかを工学的なアプローチで検討しています。医学と工学は異なる学問ですが、このようなアプローチによって生体をより深く理解できることは素晴らしいことです。
講師の紹介


准教授工藤 哲
担当授業
- 医用物性工学
- 医用安全管理学
- 生体計測工学
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研究室名
工藤研究室
中高生への
メッセージ
医療機器の進歩とともに医療は発展してきました。医療機器が欠かせない現代の医療において、医療機器を安全に扱うために、医学的な知識と工学的な知識を学修した臨床工学技士は、他の医療職種と同様に必要不可欠な存在です。医療や工学に興味がある高校生の皆さん、ぜひ一緒に学びましょう。

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