

臨床工学概論
臨床工学技士が誕生するまでの経緯、医療事故を防いだり、医療の安全を守る臨床工学技士の仕事内容を講義します。
准教授樫野 真
授業・研究について
■授業について
臨床工学技士になるための導入科目として入学後に開講する科目です。臨床工学技士が誕生するまでの経緯、臨床工学技士の仕事内容を講義します。また、医療事故を防ぐため、医療の安全を守るために臨床工学技士は必要とされていることなどを講義します。さらには、チーム医療の一員としてコミュニケーション能力向上を図るためグループワークも行っています。
■研究について
血液浄化療法と医工連携における危機の開発研究を行っています。血液浄化療法に関する研究では、腎臓の機能が低下した患者さんの代わりとなる慢性維持透析療法における、老廃物除去の効率に関する研究を行っています。
これまでには、患者さんの治療中の血圧変動に関する研究を行っていました。これからも、患者さんのQOL(生命の質)を向上出来るように励みたいと思っています。医工連携に関する研究では、企業の方と共同で機器開発を行っています。これまでの成果として、医療や介護の現場で使用できる脱臭装置を開発しました。将来的には、医療機器を開発して、多くの患者さんの役に立ちたいと思っています。
医療現場で使用されている機器を自分が開発できるってすごいと思いませんか。本学でなら、企業との共同研究で、自分たちの発送を形にして、医療現場で役立てることができます。
講師の紹介


准教授樫野 真
担当授業
- 臨床工学概論
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研究専門分野
血液浄化療法、医工連携
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研究室名
樫野研究室
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論文・著書等
1、Consideration of Outlet Flow Velocity Measurement in the Deodorizing Device Development Process
Makoto Kashino, Kunihiko Ishihara
International Journal of Engineering and Applied Sciences (IJEAS) 8(11) 6-10 2021.11 2、脱臭装置開発におけるファンとフィルタの最適な位置関係に関する研究
樫野真, 石原国彦
医療機器学 90(5) 438-446 2020年10月 3、Consideration of Outlet Flow Velocity Measurement in the Deodorizing Device Development Process
Kunihiko ISHIHRA, Akari GOTO, Makoto KASHINO
International Journal of Engineering and Applied Science (IJEAS) 6(9) 1-5 2019.9 4、血液透析療法における向流操作と並流操作の中分子量尿毒症性物質の除去性能に関する比較検討
-シトクロムcを指標とした水系実験による研究-
樫野真
医療工学雑誌 (12) 1-8 2018年3月
中高生への
メッセージ
臨床工学技士は、医療現場でとても期待されている職種です。患者さんの役に立てた時の喜びは、とても気持ちよくやりがいの感じられる職種です。日本には、まだ、4万数千人しかいない臨床工学技士に皆さんもなりませんか。毎日が充実して楽しくなりますよ。直接医療現場にでなくても、医療機器の開発で、患者さんに貢献できるのも魅力の一つです。興味を持った方は、是非とも臨床工学技士の仲間になって下さい。一緒に日々をエンジョイしましょう。
研究テーマ
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全ての患者さんの
QOLを向上するために
いろんなことをやってます

保健福祉学部について