石井 | 診療放射線学科 | 保健福祉学部 | 徳島文理大学香川キャンパス

画像検査技術学実習I

マンモグラフィのポジショニングや腹部超音波検査の実習を行います。

教授石井里枝

授業・研究について

■授業について
画像検査技術学実習I（学内実習）ではマンモグラフィのポジショニングや腹部超音波検査の実習を行っています。マンモグラフィのポジショニングは写真のような乳房があるベストを着て、X線は出しませんがどのように撮影するかを実践します。超音波検査は人体模型に超音波を当てて内部にある血管や臓器を観察します。血管の走行などを実際に超音波画像で確認していく実習です。

■研究について
石井研究室は、マンモグラフィについて研究しています。
学生さんにはマンモグラフィの品質管理、主に被曝線量と画質について品質管理用の模型をX線撮影して画像解析などの研究を行っています。
マンモグラフィ領域のX線量測定や画質評価は他のX線撮影の手法と異なっています。
そのため、マンモグラフィ専用の機材を用いてガイドラインに準じた手法を用いています。
「少ない被曝線量でよりよい画質を得る」ことを目的に卒業研究も頑張ってもらっています。
そして卒業研究の結果を利用して学会発表なども行っています。

講師の紹介

教授石井里枝

担当授業

画像検査技術学実習I（学内実習）: 画像検査技術学IV（X線透視他）

研究専門分野

放射線科学
研究室名

石井研究室
研究概要

マンモグラフィの被曝線量と画質について研究してきました。マンモグラフィ装置がアナログからディジタルに変わり、世界的に撮影条件が変わってきました。この数年は日本国内において撮影条件がどのように変化したのかを調査・研究しています。
著書

診療放射線技師国家試験対策全科第14版2022年3月1日出版．7章X線撮影技術学15マンモグラフィ245-247ページ　
論文

①Effect of Compression Force and Target or Target/Filter Combination on Mean Glandular Dose for Japanese Women in Full-Field Digital Mammography System(2021), ournal of Medical Imaging and Health Informatics. Vol. 11, p2695–2700, Mie Ishii1, Mai Nakamura, Rie Ishii,et.al. ②Digital mammography のデータベースの構築と解析：4 施設間における乳房圧迫圧の解析（2021），日本放射線技術学会誌77巻10号，ｐ1209-1216．石井里枝，中村舞，石井美枝，他． ③ヨード造影剤のシート化手法の検討（2022），日本放射線技術学会誌78巻1号，ｐ33-43．本田道隆，草塩英治，石井里枝 ④Digital mammographyにおける平均乳腺線量の表示値と実測値の比較（2022），日本乳癌検診学会誌31巻1号p103－110，石井美枝，篠原彩恵，村上典子，石井里枝，他． ⑤Mammography における内外斜位方向撮影と頭尾方向撮影における圧迫乳房厚の比較．乳癌検診学会誌26巻2号（2020）107-113，中村舞，信太圭一，石井美枝，石井里枝，他． ⑥分散法とエッジ法によるディジタルマンモグラフィの解像特性の比較．日本放射線技術学会誌77巻2号(2021)182-190，松林由紀子，濱野美月，石井里枝，他． ⑦ディジタル乳房撮影における解像特性：System contrast transfer functionの測定―テストチャートの比較―．人間と科学　県立広島大学保健福祉学部誌第21巻1号，(2021)，35-43，北川薫，濱野美月，石井里枝，他． ⑧乳房構成の解析と乳房構成の違いが平均乳腺線量へ及ぼす影響について―4施設におけるディジタルマンモグラフィ画像データベースの解析―．日本乳癌検診学会誌30巻1号(2021)97-104，前田めぐみ，信太圭一, 中村舞，石井美枝，石井里枝，他．