

医療薬学講座

講座の紹介
患者や住民の健康な生活の確保のために様々な事象に焦点をあて解明します。
目の前に患者さんがいます。あなたはどうしますか?
そうです。まず患者さんに「どうなさったのですか。気にかかることはありませんか。」と尋ねて、患者さんが薬や治療をどのように受けとめているか確認します。
では、次に何をしますか?
「何の薬が投与されているのか」「何の病気か。現在の状態はどうか。これまでの経過、合併症は?」「薬や食品との飲み合わせは?」「副作用の有無は?」「処方の内容は適切か」など、患者さんの状態を把握し、医薬品が適切に用いられているか確認します。
では、次に何をしますか?
「患者さんにとって、より適切な薬がないか」について考え医師に提案し、「薬の効果が最善の形で患者さんにもたらされるように」患者さんに適切に説明することが必要です。そして、他の医療スタッフと情報を共有して、その患者さんの健康がより豊かになる関わり方を考えなければいけません。
では、これで終了でしょうか?
患者さんが抱えている問題を全て解決することができましたか? 患者のために何ができるかと考える、これが医療薬学研究の第一歩です。
教授 飯原なおみ
教授 芳地一
教授 池田博昭(左から2人目)
准教授 川添哲嗣
講師 中妻章