

薬学教育講座
化学と物理で
生命について考えます
講師植木正二

研究テーマ

講座の紹介
私たちの世界で人と人とのつながりが大切なように、生体の内でもタンパク質分子どうしの関係が重要です。あるときはタンパク質どうしが協力して大きな仕事をしたり、またあるときには仲が悪くなり近づきもしなくなったりします。そのようなタンパク質間の「相互作用」が複雑に、そして精巧に組み合わさって生命が存在するのです。そのようなタンパク質間相互作用を促進したり、邪魔をしたり、横取りしたりする物質が医薬品です。タンパク質間の相互作用を研究することは、生命や病気を理解すること、そして新薬の開発に役立ちます。私たちの研究室では、生物物理学的な手法を用いてタンパク質間の相互作用を研究しています。