薬学部
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食品中に混入しているヒ素を分析してみようー調理の工夫によるヒ素の低減方法の紹介ー

プログラム名

食品中に混入しているヒ素を分析してみようー調理の工夫によるヒ素の低減方法の紹介ー

開催日 2025年8月8日(金)
開催会場 徳島文理大学 徳島キャンパス
住所:〒770-8514 徳島県徳島市山城町西浜傍示180
アクセスマップはこちら
受講対象者 高校1〜3年生
募集人数 20名
集合場所 徳島文理大学徳島キャンパス薬学部棟21号館 1階薬学事務室前
集合時間 9:00~9:30
持ち物 筆記用具
特記事項 実験をするので、動きやすい靴、服装でお越しください。
先生(代表者)

徳島文理大学薬学部
教授 角 大悟(すみ だいご)

自己紹介 世界中には飲料水がヒ素に汚染している地域が多くあり、それによって慢性ヒ素中毒が発症しています。私はこのヒ素化合物による生体への影響について興味を持ち、慢性的なヒ素への曝露による様々な病気の発症機序を明らかにして、現地の方々への発症予防の一端を担いたいと考え研究を進めています。
課題番号 25HT0144

この科研費について、さらに詳しく知りたい方はこちら

https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000030400683
※国立情報学研究所の科研費データベースへリンクします。

内容

海水などに存在している無機ヒ素は、生態系において形を変えることで、毒性が変化します。エビやカニといった甲殻類では「アルセノベタイン」の形で、海藻類では「アルセノシュガー」の形で保持していて、どちらも毒性は低く保たれていることがわかっています。一方で、海藻のなかでもヒジキは無機ヒ素の形をとっていることから注意が必要ではありますが、無機ヒ素は水溶性であることから、乾燥ひじきを水で戻したり、熱湯で茹でることでヒ素の濃度を著しく減少させることができます。
本プログラムでは、調理の工夫によるヒ素の低減法について、調理後のひじき内のヒ素濃度を金属の測定に特化した機器(ICP-MS)で測定して、考察していただきます。

スケジュール

9:00~9:30 受付(徳島文理大学徳島キャンパス薬学部棟21号館1階薬学事務室前)
9:30~9:50 開講式(学部長挨拶、スケジュールの説明と科研費の説明)
9:50~10:30 講義「食品中のヒ素化合物について」 講師:角大悟(質疑応答10 分)
10:30~10:50 実験室に移動、実験準備
10:50~12:00 実験①(乾燥ヒジキの調理およびサンプルの灰化)
12:00~12:50 昼食、休憩(受講生と教員・学生との交流)
12:50~14:30 実験②(サンプルのICP-MS への導入)
14:30~15:00 クッキータイム、休憩(受講生と教員・学生との交流)
15:00~16:40 実験③(結果の解析)、ディスカッション、アンケートの記入
16:40~17:00 修了式「未来博士号」授与、記念撮影
17:00 終了、解散

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