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「産官学連携によるグローカル人材育成事業」参加体験記(K.Oさん)

2023年に「産官学連携によるグローカル人材育成事業」参加したK.Oさん(総合政策学科)さんの体験記です。

Q.香港とはどんな国?

私にとって香港は初めて行く国でした。雰囲気は少し台湾と似ているなとは思いましたが、植民地時代の英国の影響を彷彿させる街並みもみられました。香港の料理は「広東料理」という種類で、海産や乾物を取り入れているのが特徴です。中でも、香港の海老はぷりっぷりで、私が死ぬまでにもう一度食べたいランキングに入るほどです。

Q.インターンの内容を教えてください

インターンで体験した内容は、お店への出荷手配、香港SOGO出店の夜間設営と撤収作業、地元のスーパー売り場見学、コンテナ到着後の在庫管理、見積書作成、香港JETRO見学、実際の商談に参加など充実したプログラムでした。特に商談は英語での会話で緊張感があり、インターンでもなかなか経験できない、素晴らしい経験をさせていただきました。

Q.休日は何をして過ごしましたか?

期間中、休日は3日間あり、そのうちの2日は観光、1日は香港ディズニーランドへ行ってきました!“海外のディズニーランド“というだけでワクワクしますが、本当に楽しい1日でした。香港は多言語なので、英語・広東語・北京語のそれぞれに分けて話しているのも印象的でした。香港ディズニーランドのお城は1つの物語に特化されたデザインではなく、10以上の物語が一つに集約された「多様性」を表したお城になっています。夜の「Momentas」と呼ばれるショーはプロジェクションマッピングや噴水、花火が大迫力でした!

Q.特に印象に残っていることは?

特に印象に残っているのはALPS処理水問題です。参加時期はALPS処理水問題で水産物輸入の禁止が起きていたタイミングでした。日本食品が売れずに、デモが起こっているのではないかと考えていましたが、全くそんなことはなく、逆に日本食品しか置いてないスーパーへお客さんが集まっており、意外な光景に驚かされました。

インターン先の会社の方も、ALPS処理水で香港当局が10都県からの水産物輸入を禁止しているにもかかわらず、批判的な意見は表面的で、実際は日本食品は大人気であるとおっしゃっていました。また、水産物の検査も、商品に機械を当てるだけなど本当に検査する気がないことが見受けられ、形だけの検査になってしまっているそうです。

Q.インターンを通じて学んだこと、感じたことを教えてください

インターンを通じて学んだこと・感じたことは2つあります。1つ目は資格をもっと取るべきだと思いました。パソコンができるのは当たり前のことで、それを仕事で使うので、「無くても困らないもの」ではなく「無いと困るもの」だと強く実感しました。時間のある大学生のうちにと思い、IT系と語学系の資格勉強を帰国後から始めました。

2つ目は、「表面的な内容で物事を決定づけないこと」です。ALPS処理水問題で、日本では香港への水産物輸入で批判的な内容で報道されていましたが、現地に来てみると全くそんなことはなく、びっくりするくらい日本の食品を購入しているお客さんがいました。

メディアだけの情報に惑わされず、現地でそして自分の足で確認することが大事だと学びました。

留学中のスナップショット