公開日 2025年10月02日
徳島文理大学では、2025年9月29日(月)に、現代音楽をはじめ、TVドラマ『VIVANT』
この特別講座は、音楽を専攻する学生に対し、プロの視点を通じて創作プロセスを深く学んでもらうことを目的として開催されました。
当日は、音楽学部の学生を中心に約30名が参加しました。
言葉から音楽へ、そしてAI時代への向き合い方
今回の講座のテーマは「言葉から音楽へ」。
千住客員教授は、言葉や詩に含まれるリズムや抑揚、そして概念をどのように聴衆の心を打つ音楽へと具体的に創り上げていくのか、その緻密な思考プロセスを解説されました。
講義は、現代のクリエイターが直面する課題についても展開されました。
特に、技術の進化が著しい時代において、AI(人工知能)とどのように共存していくかという視点を提示。
AIを単なるツールとしてだけでなく、自身の創造性を深めるために活用し、自らも学習し続けることの重要性が述べられました。
学生作品への指導と基礎学習の重要性
講義の後半には、参加学生が作曲した作品に対し、千住客員教授が直接アドバイスを行う時間も設けられました。
学生の作品を聴かれた際には、新しいものを創り上げたり、誰も踏み込んでいない領域に取り組んだりするためには、まず基礎を徹底して探究し、地道な努力を積み重ねることが何よりも重要であると示されました。
その基礎学習の積み重ねこそが、最終的にクリエイティブな喜びと成果につながるという、プロの哲学を未来のクリエイターたちに伝えられました。
学生たちは、数々の名作を手掛けてきたプロの作曲家からの専門的かつ具体的な指摘に真剣に耳を傾け、自分の作品が持つ可能性や、さらなる改善点について深い学びを得ました。
参加学生に大きな刺激を与えた特別講義
今回の特別講座は、トップクリエイターが持つ創作の哲学と、AI時代を生き抜くための心構えを同時に学べる、学生にとって貴重な機会となりました。
徳島文理大学では、千住明客員教授をはじめとする著名な講師による実践的な学びの場を積極的に提供し、創造性豊かな人材育成に力を注いでまいります。