人間生活学研究科
心理学専攻

 本大学院心理学専攻では、大学での4年間の指導に引き続き大学院修了までの一貫した手厚い教育により、温かい心と、冷静な判断力を持った将来の心理職(臨床心理士・公認心理師)を育てます。
 心理職の養成には、長年の指導と経験実績を有し、多くの修了生が医療、福祉、司法・犯罪等、様々な分野で活躍しています。


※本学大学院卒業生の方で公認心理師の受験をお考えの方へ



M1・M2合同授業の様子

臨床心理相談室での相談陪席の様子(模擬)

心理学専攻の4つのポイント

臨床心理士に加え、公認心理師養成のための大学から大学院まで一貫した指導体制

公認心理師は、長年望まれていた心理職の国家資格です。徳島文理大学は、四国で初めて大学院を持つ心理学科として、大学では50科目以上に及ぶ幅広い心理学に関する科目を学ぶとともに、その後の大学院でも、より専門的な技能・知識を身につけることにより、公認心理師の受験資格を得ることができます。

「公認心理師になるための具体的な学びの流れ 」はここをクリックしてください>>


心理職養成のための長年の実績

本大学院は、四国で初めて臨床心理養成大学院の指定を受け、多くの心理職を養成してきました。修了生は臨床心理士の取得後、県内にとどまらず全国で心理職として活躍しています。そのような長年の指導により培われてきた指導体制を生かし、新たに公認心理師の養成を平成30年から開始しています。


実務経験を積んだ教員による専門的指導

指導する教員は、その多くが福祉、教育、司法・犯罪分野で長い実務経験を有しています。特に、司法・犯罪分野で実務経験を積んだ教員が多く、心理的アセスメントと心理支援に深く関わってきており、それらの生きた経験と知識を基に学生たちを指導しています。


充実した教育環境

総合大学のメリットを活かし、図書館などの教育環境が整備されています。心理学専攻では、学生のための研究室や実習のための臨床心理相談室が設置され、その中で学生は充実した学生生活を送っています。



資格取得及び就職情報

 臨床心理士資格試験は、本大学院創立以来、累積合格率85%(155名受験、132名合格)という高い合格率です。
 また、公認心理師国家試験は始まったばかりですが、令和2年度の修了生については、受験した7名中5名(合格率71.4%、同試験の全体合格率53.4%)が合格しました。
 本大学院修了者の主な就職先は、医療分野(精神科病院、総合病院心理職等)57名、福祉分野(特別支援施設、養護施設等)43名、教育分野(スクールカウンセラー、養護教諭等)20名、司法・犯罪分野(法務省心理技官等)11名、産業分野(職業カウンセラー)1名、私設相談機関・その他28名と、様々な分野で心理職として活躍しています。
 なお、令和3年度修了生については、3名が県心理職(うち2名が徳島県)、3名が精神科病院心理職(正規)、1名が児童養護施設心理職(臨時)に就きました。
 多くの指導教員が勤務経験のある国家公務員(法務省・防衛省)、地方公務員(県・市心理職等)等への合格者が多いのも本大学院の特徴です。

本大学院指導教員

 教員はいずれも福祉、教育、司法・犯罪分野で長年の実績を有しており、それらの実践的知識や最新の研究に基づいて学生を指導しています。

名前 職名 専門領域
渡邉 悟 教授(専攻主任) 犯罪心理学、臨床心理学(心理アセスメント)
伊藤 泰彦 教授(相談室長) 犯罪心理学、臨床心理学(描画法)
青木 宏 教授 犯罪心理学、臨床心理学
阿波 亨 教授 犯罪心理学、臨床心理学、社会心理学
江口 久美子 教授 福祉心理学
土中 幸宏 教授 犯罪心理学、臨床心理学
中嶋 英治 教授 犯罪心理学、発達心理学
福本 浩行 教授 犯罪心理学、臨床心理学
新見 員子 准教授 学校臨床心理学
原田 耕太郎 准教授 社会心理学


指導内容

 本大学院心理学専攻では、学部で学んできた心理学の基本的知識を基礎に、より専門的な知識や研究法を学びます。特に、付属の臨床心理相談室での面接実習や、外部医療機関や福祉施設での実習によって心理職としての知識と心構えを学びます。 代表的な科目を紹介します。

精神医学特論(保健医療分野に関する理論と支援の展開Ⅰ)
 精神医学と臨床心理学とは深い関連があります。本授業では、今までに学んだ臨床心理学とともに、今後医療現場で日常遭遇することが多い精神疾患について、より深く掘り下げて理解します。
発達心理学特論(福祉分野に関する理論と支援の展開)
 発達途上でおこる「心身の病気」について、その当事者(子ども)・保護者・関係者への臨床心理的なサポートについて、検討・考察します。
学校臨床心理学特論(教育分野に関する理論と支援の展開)
 幼児期から児童期、青年期にいたる発達的問題、教育的問題、障害児教育の問題を含みながら、学校を中心に現代社会における子どもたちの心理的問題を検討します。
心理実践実習Ⅰ・Ⅱ
 公認心理師に求められる基本的な知識及び技能の習得のために、学内実習(臨床心理相談室の事例検討等)および学外実習(保健・医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働の5分野における実習および事前・事後指導等)を行います。
特別研究
 修士論文の作成に向け、教員の指導の下、文献研究、研究計画の作成、調査・実験の実施、結果の分析、考察を行います。

Q&A

Q.臨床心理士と公認心理師との関係はどのようになるのでしょう?

 臨床心理士は、臨床心理についてのより高い専門性を持った民間資格、公認心理師は幅広い分野で生かされる国家資格と位置づけられ、この2つの資格を持つことにより、心理職として高度の専門性を持ち幅広い分野で活躍することが期待されます。
 いずれも受験資格を得るためには大学院への進学が必要で、特に公認心理師になるためには、大学の時から所定の科目を学ぶ必要があります。本学は心理学の専門コースを持ち、臨床心理士養成大学院としての長い実績があり、公認心理師資格を加えたダブル資格取得のために有利な条件を備えています。ぜひチャレンジしてもらいたいと思います。


Q.将来は、臨床心理士か公認心理師資格を持った養護教諭になりたいのですが?

 なかなか挑戦しがいのある目標ですね。
 養護教諭は教員免許であるため、大学で卒業するための単位だけではなく、教員免許を得るために専門科目の履修や教育実習が必要です。
 また、公認心理師、臨床心理士の受験資格を得たいという人は大学院への進学も必要です。そのためには、努力と計画性が必要ですが、実際に教員免許と心理職資格を得て、学校で活躍している卒業生も増えています。
 将来は、教育現場にも公認心理師資格を持った教員が必要になると考えられるので、難関ですが、ぜひチャレンジしてください。


Q.認定心理士資格はどういった資格ですか?

 「認定心理士」とは日本心理学会が認定する資格です。学会が定めている心理学の科目・単位を取れば、大学4年間で資格が取得できます。本学心理学科は、そのための必要な科目をすべて学んで卒業することから、卒業時に申請すると「認定心理士」を取得することができます。大学で「心理学」を専攻した者として社会的に認められます。


Q.心理学科では、プロセス制という制度があり、臨床心理士か公認心理師になるために入る必要があると聞いたのですが?

 プロセス制とは、大学入学時から、目標を持って勉強してもらうために作った方法です。 目標を叶えるためには、早くから計画的に準備していく必要あることから、大学では、標準心理プロセス、養護心理プロセス、そして臨床心理プロセスという3つのグループを作りました。最初は入学生の希望によりどのプロセスも自由に入ることができ、1年次、2年次の変更も可能です。 ただ、公認心理師になるためは、しっかりした目標と意欲を持ち、定められた科目を学ぶ必要があります。特にその中でも大学4年から始まる実習は80時間(大学院では450時間)以上必要とされることから、実習先(病院、福祉施設等)の受入れ状況や、将来心理職になるための意欲や学力等を総合的に判断し、希望者を募ることになります。 なお、大学院は入試選抜となり、その定員は10名となっています。狭き門ですが、ぜひ努力して突破してください。


Q.大学院に入るための勉強方法を教えてください。

 プロセス制でも述べたように、大学院に入学するためには、将来、心理職になりたいという意欲と目標、そして計画的な勉強が必要です。本心理学科の先生方は長年の指導実績があり、チューター指導やホームルームにおいて、具体的な心理職の職種や、そのような仕事に就くためにどうしたらいいかという相談にのってもらえるはずです。同時に、大学院在学生や、心理職として活躍している多くの修了生の体験談を聞く機会も多くあります。そのような中で、希望を具体化していってください。



関連リンク