消防士に聞きました(やりがい、辛いところ、めざしている人へのアドバイスなど)
- 仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?
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消防士のやりがいは、「人を助けたとき」や「火が無事に消えたとき」と思うのではないでしょうか。もちろん、それもやりがいのひとつですが、僕の場合は火事を未然に防ぐことがいちばんのやりがいです。たとえば見回りに行くと、子どもたちが笑顔で手を振ってくれたり、うれしそうに消防車を見るんです。そのとき、この子たちが火事によって被災したり、親を亡くして悲しむ姿は絶対に見たくない。だから火事を起こさないため、僕たちが努力しなくてはいけないと思います。そして、日々何事もなく子どもたちや、その両親の笑顔を見られたとき、この仕事をやっていて良かったと思うとともに、がんばらなくてはと気が引き締まりますね。
- この仕事の辛いところや厳しいところは?
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交替制で夜勤があり、また休みの日でも大きな火災や事故などが起きたときには、現場へ駆けつけなければなりません。危険な現場では、人を救出するために自分の命をかける覚悟も必要です。
- この仕事をめざしている人へアドバイス
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消防署でいつも大切だと思うのは、消防士みんなが協力することです。消防士もひとりの力はとても小さいですが、一人ひとりが自分のすべきことをしっかりして、みんなの力がひとつになって、はじめて炎に立ち向かえます。消防士になりたい方は、いつも「今自分は何をしたらいいのか」「相手は何をしてほしいのか」ということを考えて生活してみてください。
消防士になるには
- 必要な資格・技能
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