公開日 2025年06月20日
― プロの現場を体感し、音楽を学ぶ意欲につながる貴重な機会に ―
徳島文理大学では2025年6月、本学短期大学部および音楽学部声楽コースの卒業生で、劇団四季に13年間在籍した井上智映子さんを講師にお迎えし、特別ワークショップを開催しました。
このワークショップは、音楽や舞台芸術に関心を持つ学生に、現場で活躍するプロから直接学べる貴重な学びの機会として企画されたもので、音楽学部、短期大学部音楽科、保育科、児童学科の学生が多数参加しました。
プロによる歌唱パフォーマンスと実践的な合唱指導
冒頭では、井上さんによる圧倒的な歌唱パフォーマンスが披露され、参加者一同がその表現力と声の迫力に魅了されました。
続いて行われたのは、発声前のストレッチ。呼吸や姿勢を意識しながら、身体のコンディションを整える方法を、井上さんが丁寧に指導しました。
メインプログラムでは、ブロードウェイ・ミュージカルのナンバーを題材に、各パートに分かれての発声練習と全体合唱を実施。
最終セッションでは、音楽療法コースの学生たちが打楽器で加わり、迫力あるセッションとして大いに盛り上がりました。
徳島文理大学での学びがプロの道につながった
ワークショップの最後には、井上さんより、徳島文理大学での学びや学生時代の思い出、劇団四季に入団するまでの経緯について語っていただきました。
在学中に得た学びや教員からの励ましの言葉を振り返られる場面もあり、学生たちは真剣な表情で聞き入っていました。
また、大学時代にともに学んだ友人たちと切磋琢磨した日々の思い出や、プロフェッショナルの世界で生きる先生方からの貴重なアドバイスが今の自分を形づくっていると語られ、参加者にとって大きな刺激となりました。
学生からは感動と学びの声が多数寄せられました
参加学生からは、
- 「本物の舞台で活躍されていた先輩と一緒に歌えて感動した」
- 「音楽の持つ力を改めて実感した」
- 「夢を追い続けることの大切さを学べた」
といった声が多く寄せられました。ワークショップ終了後には、井上さんにサインや記念撮影を求める学生の列ができるなど、大きな反響を呼びました。
本学では今後も、卒業生の活躍を学生に直接届ける機会を積極的に設け、音楽や教育、福祉など幅広い分野で実践的に学べる環境の充実を図ってまいります。