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薬学部と短期大学部のコラボによる「あおサブレ」完成報告会を行いました!

公開日 2024年03月07日

薬学部と短期大学部のコラボによる「あおサブレ」誕生!
陸上完全養殖のあおさのりを使ったサステナブルスイーツ完成報告会を行いました!

徳島文理大学徳島キャンパスでは、温暖化に伴う海水温の上昇やミネラルバランスの変化の影響による海藻激減の状況について研究を重ねており、薬学部山本博文教授は世界で初めて「あおさのり」の通年陸上養殖に成功いたしました。

本学は陸上完全養殖の「あおさのり」の普及を目指し、2022年から、あおさのりを使用した身近なスイーツの開発に取り組んでおりました。

その活動が実を結び、このたび、短期大学部生活科学科生活科学専攻パティシェコースの学生が企画したあおさのりサブレ「あおサブレ」を商品化することにいたしました。

陸上完全養殖の「あおさのり」と今回発表した「アオサブレ」

令和6年3月15日からの一般販売に先立ち、完成報告会を3月6日(水)に開催しました。 

当日は山本博文教授からの開発経緯説明に続き、実習指導にあたった「西洋浪漫菓子オカヤマ」の岡山康伸先生(本学非常勤講師)が「あおサブレ」の特徴を紹介。

薬学部 山本教授 「西洋浪漫菓子オカヤマ」の岡山康伸先生

開発初年度は短期大学部の学生であり、現在はパティシエとして活躍中の卒業生が当時の思い出を語ってくれました。

現在はパティシエとして活躍中の卒業生

そして、先輩の思いを受け継いだ生活科学専攻の1年生が商品化に至るまでのプロセスを報告。

自分たちで考えたオリジナルキャラクター「あおさん」も披露しました。

商品化に至るまでのプロセスを報告する学生たち

実際のサブレ製造は県内にある障がい者自立支援のための社会福祉法人に委託します。

サブレ製造が障害を抱えた人たちの自立につながることになればこんなに喜ばしいことはありません。

大学の研究成果を地域に提供し、地域の皆さんと協力することによって、誕生した「あおサブレ」。

現在、あおさのりを使ったスイーツの第2弾、第3弾を計画中です。産官学が連携し、地域の産業や経済の活性化に寄与することを目指し、今後も活動を続けていきます。

「あおサブレ」は800円。(税別)

アオサブレ

徳島駅JRクレメントビル地下1階の「おみやげ一番館」、「徳島県庁 地下売店」、「徳島県立障がい者交流プラザ 1階 awanowa(あわのわ)カフェ」そして「西洋浪漫菓子オカヤマ」で3月15日から販売します。

その他、本学の卒業式及び入学式でも学内にて販売いたします。あおさのりスイーツの特徴は「香り」。

この香りをどの程度まで表現するか、配合にこだわったサブレです。

あおさのりの風味がサブレの甘さやコクと絶妙にマッチしています。ぜひご賞味ください。

学生とアオサブレ