公開日 2026年03月19日

このたび、徳島文理大学薬学部・生薬研究所教授の山本博文先生が、食科学分野における優れた研究業績により、薬学部山本教授が第30回安藤百福賞優秀賞を受賞しました。
安藤百福賞は、即席麺の発明者であり日清食品の創業者である安藤百福氏の功績を記念して、安藤スポーツ・食文化振興財団*が創設した賞で、食創会(会長: 小泉純一郎元内閣総理大臣)から贈呈されます。食科学、食文化、食品・健康産業など「食と健康」に関わる幅広い分野から、独創的で社会的意義の高い研究や技術開発に取り組む研究者を顕彰するもので、日本の食と健康科学の分野における権威ある賞の一つとして知られています。
山本教授は、水圏生物資源の持続的利用と新たな食料生産技術の創出を目指した研究を長年推進してきました。特に、海藻の陸上養殖技術や微生物共培養技術に関する研究において先進的な成果を挙げており、天然海藻資源の減少が懸念される中、安定的な海藻生産を可能とする新しい技術開発に取り組んでいます。海水温の上昇や沿岸環境の変化による海藻資源の減少は世界的な課題となっており、山本教授の研究は持続可能な水産業の実現や食料安全保障に貢献する画期的な次世代技術として高く評価されています。
今回の受賞は、これらの研究成果が学術的価値だけでなく、社会的課題の解決につながる実用性を備えている点が評価されたものです。本学における食料・環境分野の研究力を広く示す成果としても大きな意義があります。
山本教授は受賞にあたり、「このような栄誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。これまで研究を支えてくださった共同研究者、関係機関の皆様、そして学生の皆さんに心より感謝申し上げます。今後も持続可能な食料生産技術の研究を通じて、社会に貢献できるよう努めてまいります」とコメントしています。
徳島文理大学は今後も、食料・環境・健康分野をはじめとする研究を通じて、持続可能な社会の実現と地域社会への貢献に取り組んでまいります。

*安藤スポーツ・食文化振興財団 理事長:日清食品ホールディングス株式会社
代表取締役社長 安藤宏基