公開日 2025年09月18日
9月14日(日)にオープンキャンパスを開催しました。
学科説明会では、在学生に「調理実習の中で好きな献立」を紹介してもらいました。
次に、体験授業「阿波晩茶の味の違いを探ってみよう~ポリフェノール測定~」を行いました。
徳島では世界的にも珍しい後発酵茶「阿波晩茶」が作られています。今回の授業では抽出方法が異なる
阿波晩茶を飲み比べた後、ポリフェノールの測定を実際に体験していただきました。
まず、「水出し」と「煮出し」、2種類の阿波晩茶を飲み比べてみます。
味に違いがありましたか?渋味が強いのはどちらでしたか?
実際に阿波晩茶のポリフェノール量を測定してみましょう。
お茶の渋味にはポリフェノールが関与していますが、どのような結果になるでしょうか?
最初にグラフ用紙を使って「検量線」を作成します。
試験管に試料と試薬を入れていきます。初めてのピペット操作も先輩が完璧にフォローします。
濃い青色に反応した液を分光光度計で測定します。得られた測定値から検量線を使ってポリフェノール濃度を決定します。
その結果、ポリフェノール量は「水出し」8.3mg/100mL、「煮出し」16.0mg/100mLとなりました。
渋味が強い「煮出し」は、ポリフェノール量も多いことが分かりました。
一般的にお茶の味は、主に「旨味、甘味、苦味、渋味」の4つの要素で構成されています。これらの要素は、
お茶の種類や淹れ方によって変化し、味はこれらの「バランス」によって決まります。
最近、新たな機能性がテレビで紹介され、注目を集めている「阿波晩茶」を是非お試しください。
今年度もオープンキャンパスにご参加いただき、ありがとうございました。
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