TOKUSHIMA BUNRI UNIVERSITY TOKUSHIMA BUNRI UNIVERSITY

手話言語の講義を受けました。

公開日 2023年06月16日

6月14日(水)5講時、「総合科目A(ボランティア)」において「手話」に関する特別講義が行われました。

講師は、徳島聴覚支援学校の長尾公美子先生、テーマは「聴覚障がい者・手話・ボランティア」です。はじめに岡部短期大学部長がご挨拶され、長尾先生のご紹介をしてくださいました。

長尾先生は大学で「聾(ろう)教育」について学ばれたあと聴覚支援学校で教鞭をとられるほか、聴覚障がいのある方々や盲ろうの方々と共に活動したり生涯学習の支援をしておられます。

手話

はじめは簡単な手話講座です。クイズの形で、動物や身の周りの事物について手話を教えてくださいました。形から想像できるものもあり、学生も楽しく参加しました。

手話2

手話3

それから講義は本題へ。聾教育の中で手話が長く禁止されていたことや、「聞こえない」状態や取り巻く環境は一人一人違うこと、聾の方には独自の文化様式があることなどをお聞きしました。最近のテレビドラマの影響で手話に関心をもつ学生が多かったようですが、長尾先生の講義によって手話は単なる「身振り」ではなく「言語」であることを理解できたのは大きな学びであったと思います。

手話4

学生からは長尾先生が関わっておられるボランティアに参加したいという声も出ていました。この講義が、聴覚障害を巡る様々な問題へ目をむけるきっかけになったことと思います。長尾先生、素晴らしいご講義をありがとうございました。