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食物専攻:臨床栄養学実習でお粥の炊き方を学びました

公開日 2017年04月17日

臨床栄養学実習は、病気の原因・症状を十分に理解し、疾患の改善に向け、栄養基準に基づいて患者の病態別の献立を立て、治療目的の栄養管理が出来るように講義と実習を行います。
 
この日は病院食の基本、お粥の種類・炊き方について勉強しました。
お粥には全粥・七分粥・五分粥・三分粥・重湯があり、同じ水の量に対して米の割合が違います。

火加減に気を付けて、お粥を炊くときのポイントを教わりました。

重湯は炊けたらすぐに漉します。漉した後の液体のものが重湯です。

粥になった状態の重さを量り、仕上がり量の比率を計算します。
お粥と一言で言っても、米の量によって出来上がりの状態が全く変わってきます。これらは患者さんの状態に合わせて提供されます。
少し目を離すと焦げ付きやすくなりますが、今回はどの班も上手に炊けていました。

それぞれのお粥を観察・試食した後、残ったお粥に野菜と卵を加え雑炊にしていただきました。
こちらはお粥を食べるのが難しい人にぴったりのメニューです。
 
このように患者さんの病態に応じて、臨機応変に対応できるように、献立作成はもちろん、味付けや食材の切り方・扱い方を学び、知識と技術を習得していきます。