本学では毎年この時期に、「教員・保育士等 合格体験発表会」を開催しています。
本発表会は、全学共通教育センターが主催する恒例行事で、児童学科をはじめ、様々な学科の学生が参加します。

今年度も、幼稚園・小学校教諭、公立保育所（園）・認定こども園等の保育士をはじめ、中・高等学校教諭・養護教諭などに現役合格した学生が登壇し、自身の採用試験に向けた取り組みや工夫、試験当日の経験について発表しました。

「どう準備したのか」を、具体的に伝える発表

発表会では、合格した学生自身が

• どの時期に、何を意識して準備したのか

• 筆記試験・面接・模擬授業・実技などへの対策

• 不安や失敗と、そこからどう立て直したのか

といった点を、実体験に基づいて語りました。

単なる結果報告ではなく、これから採用試験に臨む後輩に向けた「実践的なメッセージ」が多く語られたのが、本発表会の大きな特徴です。

分科会では、後輩からの質問にも丁寧に対応

全体会での合格体験発表に続いて、分科会も行われました。
分科会では、より近い進路をめざす学生同士で、具体的な質問や相談が交わされ、発表者は一つ一つの質問に真摯に答えていました。

「いつから対策を始めましたか」
「面接で大切にしたことは何ですか」
「不安な時、どう乗り越えましたか」

といった率直な質問に、経験者だからこそ語れる言葉で応える姿は、後輩たちにとって大きな学びとなったはずです。

児童学科の強みは、「一人ではなく、仲間と学ぶ」こと

児童学科では、今年度も小学校教諭、公立幼稚園・保育所（園）の教諭・保育士として多数の現役合格者を出すことができました。

その背景には、学生一人一人が真摯に努力したことはもちろん、仲間同士で支え合い、ともに学び合う雰囲気があります。
さらに、本学の各種講座に加え、児童学科独自の手厚い指導体制が、日々の積み重ねを確かな力へとつなげています。

合格体験発表会は、そうした学びの循環を次の世代へと引き継ぐ、大切な機会でもあります。