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命を守る力を、将来の専門性として学ぶ

公開日 2025年12月17日

救急救命法講習を受講しました

児童学科では、将来、保育や教育の現場に立つ学生にとって欠かせない知識・技能を身につけることを目的に、徳島市消防局の皆さまのご協力を得て、大学体育館にて救急救命法講習を実施しました。

保育園・幼稚園・認定こども園・小学校といった現場では、子どもの安全を守ることが専門職としての重要な役割です。

突然の体調不良や事故に直面したとき、落ち着いて行動できるかどうかが、その後の対応を大きく左右します。そこで児童学科では、座学だけではなく、実際に体を動かしながら学ぶ機会を大切にしています。

講習では、AEDの使用方法や心肺蘇生法(人工呼吸・胸骨圧迫)等について、模型や講習用機器を用いてペアやグループで実技を中心に体験しました。

初めての動作に戸惑い、最初はうまくいかない場面もありましたが、学生たちは声を掛け合いながら何度も確認し、真剣な表情で取り組んでいました。

消防局の方からは、現場での具体的な事例を交えた説明もあり、「知っている」だけでなく「実際にできる」ことの重要性を実感する時間となりました。

学生からは、「力のかけ方が難しい」「声かけの大切さを感じた」といった声も聞かれ、体験を通した学びの深まりがうかがえます。

救急救命法は、特別な資格を持つ人だけのものではありません。
保育者・教員をめざす者として、いざという場面で行動できる力が求められます。

児童学科では、そのような将来像を見据え、専門性と実践力を結びつける学びの機会を継続的に設けています。