公開日 2026年05月26日
物理療法学実習の授業紹介です。

今回の授業では、4人の学生が1つのグループとなり、全員が異なる役割を体験するローテーション方式を採用しています。
ただ機器を操作するだけでなく、現場に近い環境を作り出すための4つの役割がこちらです。
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セラピスト役:患者様への声かけ、機器の設定、リスク管理を実践します。
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患者役:治療を受ける側の気持ちや、刺激の感じ方を肌で学びます。
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記録係:設定値や患者様の反応、時間の経過などを正確にノートに書き留めます。
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監督係:客観的な視点から、安全管理や手順に間違いがないかを厳しくチェックします。
1つの機器が終わるたびに役割を交代し、全員がすべての役割をコンプリートします。
これにより、技術だけでなく「医療人としての多角的な視点」が身につきます。
前半戦で学ぶ4つの主要機器
今回の実習(前半)で学生たちが回ったのは、臨床現場でも出会う機会の多い以下の4つの物理療法機器です。
1. ホットパック(温熱療法)
体を温めて血流を促し、筋肉のこわばりをほぐす治療です。 学生たちは、パックの温度が適切か、タオルでの温度調節が十分かを、患者役とコミュニケーションを取りながら慎重に確認していました。
2. TENS(経皮的電気刺激療法)
電気の刺激を皮膚から伝えることで、痛みを和らげる機器です。 「ピリピリ感は強すぎないか」「パッドを貼る位置は解剖学的に正しいか」など、監督係の目も光る中、セラピスト役が丁寧に電流を調整していきます。

3. 牽引療法(けんいんりょうほう)
首や腰を引っ張ることで、椎間板や関節への負担を軽減する治療です。 機器が大きく動くため、安全管理が何より重要になります。
ベルトの固定位置や、引っ張る強さ(牽引力)の設定を、グループ全員でダブルチェックしながら進めました。

4. 超音波療法
人間の耳には聞こえない高周波の音波を当てて、体の深い部分を温めたり、組織の修復を促したりします。
プローブ(導子)を肌に当てて常に動かし続ける必要があるため、セラピスト役の手元には緊張感が漂っていました。
患者役の「ほんのり温かいです」というフィードバックが頼りです。
実習を終えて
4つの機器を回り終えた学生たちの表情には、やり遂げた充実感があふれていました。
「患者役をやってみて、電気の刺激が意外と強く感じることが分かった」 「監督係として見ていると、セラピスト役の細かな手つきの癖に気づけた」
など、それぞれの役割を経験したからこその深い気づきがあったようです。
この調子で、後半の実習も全員で力を合わせて頑張りましょう!