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芥川知彰准教授が,第14回「特色ある教育・研究」 で研究報告を行いました.

公開日 2021年09月17日

徳島文理大学では,特色のある優秀な研究に補助が行われます.
誰でも補助を受けられるわけではなく,応募した教員の中から審査が行われ決定されます.
昨年度は,本学科から芥川教授が選ばれました.
令和3年度も本学科から3名の教員が本研究助成を受けて研究を実施しています.
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先日,1年間研究した結果を全学発表会(香川キャンパスにて実施)で報告しました.
芥川先生(右,左は田村学長)に,研究内容をお聞きしました.
 
 
研究課題
「歩行時の側方バランス低下に対するキネシオテーピングの効果に関する研究」
本研究は、大学近隣にある中洲八木病院(徳島市)の理学療法士との共同研究として実施しています。
股関節の手術後患者さんの筋肉にキネシオテーピングを施行し、
歩行の動揺性の変化を加速度センサーという小型の機器で分析しています。
加速度センサーで測定する体幹加速度では、右足と左足の波形の違いや類似性、
振幅の大きさや形などから歩行の安定性や滑らかさを評価することができます。
下の図の例では、右足の波形の振幅が大きくなっているのが特徴です。
振幅の大きさは身体に加わる衝撃の大きさを意味しますので、
これを小さくするためのアプローチとして今回はキネシオテーピングを用いました。
詳細な研究内容は今後、学会や論文で発表する予定となっています。
 
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図 人の歩行の体幹加速度波形
 
 
簡単に説明すると,股関節を手術した患者さんの歩行をよくするために
キネシオテープ(筋肉をサポートするテーピング)を貼ることで
歩行にどのようなよい影響があったのかを調べています.
歩くときの安定性を器械(加速度型)を用いてデータを取ったようです.

まだ,正式に成果が発表されていないので,
どのような結果になったのかは今後このブログで紹介していきます.
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真ん中の近藤先生は,来年発表予定です.