2017年1月27日(金) 平成28年度FD委員会[薬理分野]を開催しました。

2017/02/03

FD委員会[薬理分野]

平成29年1月27日(金)FD委員会[薬理分野]を徳島文理大学薬学部にて開催しました。

◆日時:平成29年1月27日(金) 10:00~11:30
◆場所:徳島文理大学薬学部 21号館8階 大学間連携事務局
◆出席者(敬称略):
[徳島文理大学薬学部]・・・・・赤木正明
[徳島文理大学香川薬学部]・・・山田麻紀
[徳島大学薬学部]・・・・・・・土屋浩一郎
[松山大学薬学部]・・・・・・・古川美子(Skype経由)

 

議題1:今後の薬学における薬理学の展望

現在の問題点として、新モデル・コアカリキュラムが導入され、従来の「薬理学」という枠のなかだけで学習目標を達成するのが難しくなってきている。

それに対応するには、関連する教科を統合して臓器別・疾病別・(機能形態別)で教えることが必要になるが、その場合は1人の教員が専門外の領域も含め(臓器別・疾患別に、生理・薬理・治療学を通して)どこまで学生に教授できるかが不明であり、また、担当者が替わった時の対応など、これから考えないといけない点が多いという結論になった。

アドバンスト科目については、PBL教科(松山大学薬学部)、目的・コース別(文理大学)、通常の講義に融合(徳島大学薬学部)と、各大学で様々な取組が計画もしくは実施されている事が報告された。

 

議題2:「PBL症例・事例に、各分野がどのように寄与するか?」

まず初めに、「PBL」と「TBL」の違いについて話し合い、その後議題について討議した。現在の問題点として、一つの症例・事例に多くの教員が関与することは実際にはなかなか難しいこと、また、薬学部では国試が最後にあることから、PBL症例の検討においてもそこ(国試)に引きずられることが予測されることが課題として示された。

 

議題3.その他

その他の議題として、評価法について検討した。

新しいシステムではルーブリック評価の導入が求められているが、そのほかの評価方法として、学生同士で評価する方法(徳島文理大学)が紹介された。個名を伏せた状態でグループ毎に回答を記述形式で記入し、それを他のグループが評価するシステムで、実際に実施すると割と客観的に(互いを)評価できていること、また、他のグループの評価をすることで、自身の不十分な点が認識されるため、教育効果が高いことが報告され、今後のTBLに役立つものとして認識された。

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