2016年3月23日(水) 6大学による連携事業実施の調印式を行いました。

2016/03/23

徳島大学薬学部 徳島文理大学薬学部 徳島文理大学香川薬学部 松山大学薬学部

 平成28年3月23日(水)に、徳島文理大学徳島キャンパスで6大学による連携事業実施の調印式を行いました。

◆日時:平成28年3月23日(火) 13:30 ~ 14:45
◆場所:徳島文理大学徳島キャンパス 1号館2階 学園長室
◆調印式出席者
 各大学代表
 ・徳島文理大学     学長              桐野 豊
 ・徳島大学       薬学部長      大髙 章
 ・松山大学       教授            松岡 一郎
 ・千葉大学       副学長           西田 篤司
 ・城西国際大学     薬学部副学部長   光本 篤史
 ・千葉科学大学     学長代理      木島 孝夫
                     他10名

 

 平成24年度に文部科学省大学間連携共同教育推進事業として選定され、徳島文理大学薬学部・香川薬学部、徳島大学薬学部及び松山大学薬学部の3大学4薬学部が取り組んでいる「四国の全薬学部の連携・共同による薬学教育改革」と、同様に選定された事業で千葉県下3大学である千葉大学、城西国際大学及び千葉科学大学の薬学部が取り組んでいる「実践社会薬学の確立と発展に資する薬剤師養成プログラム」を一層推進するため、本日、6大学間の連携協定を締結しました。

○「四国の全薬学部の連携・共同による薬学教育改革」では、
平成24年10月より四国の4薬学部と地域のステークホルダーが密接に情報交換を行い、課題発見能力と高度な問題解決能力を有する薬学系医療人・研究者の養成のための学士課程・大学院教育の質保証と四国特有の地域課題解決策を目指す薬学教育改革を進めてきました。具体的には遠隔講義システムによる4薬学部共同授業、また、災害対応薬剤師、へき地医療対応薬剤師養成教育に取り組んでいます。更に、eラーニングを用いた副作用診断教育プログラムを開講し、学生および卒後教育の為の事業を実施しています。

○「実践社会薬学の確立と発展に資する薬剤師養成プログラム」では、
平成24年10月より千葉県下3大学薬学部及び連携機関である千葉県薬剤師会、千葉県病院薬剤師会及びNPO法人医薬品適正使用推進機構との協働の下、社会の高度化した要請に応えることのできる薬剤師の養成プログラムを実施しております。3大学の5プログラム12クラスにおいて専門職連携教育(IPE)、救急災害薬学、薬物乱用防止活動分野等においてeラーニングや実践演習を通じて、実践社会薬学教育を実施してまいりました。4年間で延べ652名のクラス登録者数を数え、5単位取得者には「連携実践社会薬学コース」修了を認定し、20名の学生にコース修了認定証を授与しております。

○これらの取り組みは、平成24年度に、文部科学省が国公私立大学の設置形態を超え、地域や分野に応じた大学間が相互に連携し、社会の要請に応える共同の教育・質保証システムの構築を行う取り組みとして選定した事業であります。平成26年度末に文部科学省「大学間連携共同教育推進事業中間評価委員会」による中間評価を受けましたが、平成27年7月に頂いた通知では、両取り組みともに、5段階評価のA評価(今後、事業目的達成することが期待できる)という高い評価を頂きました。
 そこで、更なる教育改革を進める上で薬剤師養成という共通の課題を有している2つの取り組みを実施している6大学・7薬学部が、「連携して共同事業、意見交換をする」ことが、相互の事業を展開する上で最善であるとの認識に立ち、連携協定を結ぶことで合意しました。
本日以降、6大学・7薬学部はお互い協力しながら薬学教育改革に邁進致します。今後とも、皆様方におかれましては2事業に対してご支援、ご鞭撻頂ければ幸いでございます。

IMG_2060IMG_2062