2014年2月14日(金) 講演会「英国に学ぶ、薬剤師のための大学院:未来の薬剤師の発展のために」を開催しました。

2014/02/25

徳島大学薬学部 徳島文理大学薬学部 徳島文理大学香川薬学部 松山大学薬学部

英国に学ぶ薬剤師のための大学院:未来の薬剤師の発展のために

◆日時:平成26年2月14日(金)16:30~17:30
◆場所:徳島文理大学薬学部 24号館2階202号室
    徳島市山城町西浜傍示180
    香川薬学部、徳島大学、松山大学は遠隔講義システムにより聴講
◆講師:University College London, School of Pharmacy
          博士課程大学院生 荒川直子氏
◆講演:英国に学ぶ薬剤師のための大学院:未来の薬剤師の発展のために

 

 2006年から薬学部に6年制薬剤師養成課程が設置され、それに伴い2012年より6年制薬学科教育に続く大学院4年制博士課程がスタートした。4年制薬科学科に合わせた5年制博士課程とは目的を異にし、今4年制博士課程は臨床薬学・医療薬学に特化した研究・教育を目的としており、今後の臨床研究と薬剤師実務の更なる発展に寄与することが期待されている。

 しかしながら、4年制博士課程の設置目的が本来期待されているものに適合し、博士課程に相応しい博士課程研究・教育が為されるか懸念が残る部分も多く、今後の評価・検討を合わせた発展・開発が必要であると思われる。 英国では、医療の向上・発展のため、薬剤師の役割拡大と共に臨床薬学・薬学実務研究の必要性・重要性が政府白書に明記され、薬剤師発達と研究が密接な繋がりを持つよう英国薬学教育は発展し続けている。 今回の講演では、英国の薬剤師の役割拡大、薬学教育改革・発展、そして臨床薬学・薬学実務研究の軌跡や今後の展望を紹介し、これからの日本の薬剤師・薬学教育、臨床薬学・薬学実務研究の発展のため、可能性ある指標を提示することを目的とする。

 本講演は、演者自身の英国修士課程・博士課程の経験、又、FIPやWHOとの共同研究実績に基づいた薬学教育における国際的な動き・ガイドライン等、そして有識者インタビュー、関係組織の公式ウェブサイト、出版されたレポート、論文等に基づいて発表されるものである。

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