公開日 2026年06月01日
徳島文理大学・徳島文理大学短期大学部 地域連携センターでは、学生が地域の魅力や課題を実践的に学ぶ「地域学スタートアップコース」を実施しています。
今回は、「君のアイデアに10万円。この街をハックせよ。」をテーマに、予算10万円を実際に活用してまちづくりに挑戦するリアル企画として5月29日(金)に開催。徳島市内で最もクリエイティブなエリアとして注目される「万代中央ふ頭」を舞台に、24名の学生が参加し、5つのグループに分かれてアイデアを競い合いました。

■ 地域の仕掛け人から「生きた知見」を学ぶ
プログラムの前半では、万代中央ふ頭で実際にまちづくりやビジネスを展開されている3名の講師から、これまでの取り組みや地域への思いについてご講演いただきました。
岡部 斗夢 氏(NPO法人アクアチッタ 理事・事務局長)

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市川 智史 氏(古着店 Meet me Here オーナー)

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浅野 沙織 氏(一般社団法人AWAP 代表理事)

学生たちは、単なる倉庫街がいかにして人が集まる「にぎわい空間」へと変貌を遂げたのか、現場の最前線で活躍する実践者たちの生の声に熱心に耳を傾けていました。
■ 街を歩き、10万円の使い道を本気で考える
講演後は、グループごとに万代中央ふ頭のフィールドワークを実施しました。 学生たちは自分たちの足で街を歩き、「この街のいいところ」「10万円でできそうなコト」「10万円あればいいと思うモノ」について活発に意見を交わしました。その後、集めた情報を持ち帰り、具体的な企画案としてブラッシュアップを行いました。



■ 個性豊かな5つの「10万円チャレンジ」アイデア
最終プレゼンテーションでは、各グループから以下のようなユニークで実践的なアイデアが発表されました。
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第1グループ: 学生地域活動団体を発足する資金とし、学生目線でのイベント企画や運営のサポートを行う。
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第2グループ: 移動図書館が来る日に併せて読み聞かせイベントを開催。芝生エリアに噴水を設置し、子どもたちが遊べる空間を創出する。
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第3グループ: 公園にシーソーやブランコなどの遊具を設置し、子どもが遊ぶ傍らで大人も外で飲食できる憩いのエリアを作る。
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第4グループ: 地産地消をテーマとしたグルメフェスを開催し、スタンプラリーなどと組み合わせてエリア全体の集客を図る。
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第5グループ: 参加者と一緒に作り上げる「アートベンチ」を設置。透明な背もたれに思い思いの絵を描き、光を通すことで完成するアート作品にする。




■ 審査結果と今後の展開
審査は、冒頭でご講演いただいた岡部斗夢氏、市川智史氏、浅野沙織氏の3名に加え、NPO法人アクアチッタ理事長の岡部恭子氏、家具店「+aswood」代表取締役社長の鎌田耕志氏を加えた計5名で行われました。第一線で活躍するプロの目線から、学生たちの提案を「実現性」や「地域への貢献度」といった厳しい基準で真剣に評価していただきました。
その結果、第2グループが提案した「読み聞かせイベントと噴水の設置」が見事採用され、10万円の予算を獲得しました。この企画は今後、実際に学生たちの手によって万代中央ふ頭での実施に向けて動き出します。 また、第1グループが提案した「学生地域活動団体の発足」についても、地域活性化に繋がる持続的なアイデアとして評価され、継続して検討されることとなりました。
惜しくも選ばれず悔しい表情を浮かべる学生の姿も見受けられましたが、本気で考え抜いた企画を大人たちに真剣に審査してもらうという経験は、座学では決して得られない非常に有意義な学びとなりました。

徳島文理大学 地域連携センターでは、今後も地域社会をキャンパスとし、学生が当事者意識を持って社会課題に挑戦できる実践的な学びの場を提供してまいります。ご協力いただきました万代中央ふ頭の皆様、誠にありがとうございました。