公開日 2025年06月19日
徳島キャンパス地域連携センターでは、徳島市の魅力や課題を知り、まちづくりを考えるきっかけをつくることを目的に「地域学スタートアップコース」を実施しています。
6月13日(金)に徳島市万代中央ふ頭で開催された本コースには29名の学生が参加しました。かつて海上交通の拠点として栄えた倉庫群が現在どのように活用されているかを学び、学生自身の視点からまちづくりの提案を行いました。
まちづくり実践者からの学び
まず、万代ふ頭の倉庫街で活躍されている4名の講師の方々にお話しいただきました。
- 岡部 斗夢氏(NPO法人アクアチッタ理事・事務局長)
- 内野 輝明氏(内野設計)
- 鎌田 耕志氏(+aswood代表取締役社長)
- 浅野 沙織氏(一般社団法人AWAP代表理事)
講師の方々からは、万代中央ふ頭の歴史や、それぞれが担ってきたまちづくり、コミュニティ形成について貴重なお話を伺いました。
写真左から、浅野氏、鎌田氏、内野氏、岡部氏
フィールドワークと学生による提案
まちづくりを実践されている講師の方々のお話を聞いた後、学生たちは6つのグループに分かれ、写真を撮りながら倉庫群を散策しました。
このエリアの「いいトコロ」「できそうなコト」「あればいいと思うモノ」についてグループで話し合い、新しいイベントの提案や倉庫の利用方法、交通手段の提案など、学生ならではの視点で地域の魅力について発表しました。
◎フィールドワークの様子
◎グループワークの様子
◎学生発表の様子
参加学生の声
参加した学生からは、以下のような感想が寄せられました。
- 「どの建物も統一感があって癒し空間だと思った」
- 「この街が造られた経緯などがわかり、興味を持つことができました。実際に歩いてみて、とても楽しいと感じたし、また来たいと思いました」
- 「倉庫を活用した地域活性化は行くまで想像できなかったけど、行ったらむっちゃ楽しくて、こんなに素敵なところがあるんだなって思いました」
- 「普段あまり関わりがない先輩方と関われて良かったと思います。まち歩きを通して、万代中央ふ頭がどんな場所なのか、どんなお店があるのか、自分の目でしっかり確かめることができました。他の班の発表を聞き、自分が思いもつかないようなアイデアを沢山知ることができ、充実した時間を過ごすことができました」
今回のフィールドワークをきっかけに、学生たちがこのエリアのまちづくりに積極的に参加し、万代中央ふ頭がさらに賑わいを増していくことを願っています。