NEWS&TOPICS

令和6年度海外大学等とのオンライン交流事業「食におけるエシカル消費の在り方」活動報告

公開日 2025年04月17日

令和6年度海外大学等とのオンライン交流事業を実施しました。

徳島県では「消費者政策における国際連携」の更なる構築を図るため、令和3年度より、県内大学とASEAN諸国の大学間においてオンラインを活用した消費者教育等についての取組発表や意見交換を行っています。

令和6年度は、「食におけるエシカル消費の在り方~私たちの『消費者行動宣言』~」をテーマとし、令和4年度の当事業の取り組みを引き継ぎ、テーマに沿ったハンドブックを作成しました。

本学では、人間生活学部人間生活学科5名、短期大学部生活科学科食物専攻2名、短期大学部商科3名の学生が参加し、学生の視点で問題提起や宣言を考え「エシカルフードのすすめ」と題したハンドブックと「初心者さんも作れちゃう誰でも作れる簡単レシピ!」と題したレシピブックを作成しました。

また、本取り組みの成果発表として令和7年6月6日(金)にJRホテルクレメント徳島にて開催する「とくしま国際消費者フォーラム」で発表・意見交換を行う予定です。

令和6年度参加校

  • 徳島文理大学
  • 徳島大学
  • 鳴門教育大学
  • 四国大学
  • マラヤ大学(マレーシア)
  • フィリピン大学ディリマン校(フィリピン)
  • スコータイタマティラートオープン大学(タイ)
  • エディスコーワン大学(オーストラリア)
  • コーディネーター:カライスコス・アントニオス 龍谷大学教授
  • アドバイザー:西村隆男 横浜国立大学名誉教授

 

徳島文理大学・徳島文理大学短期大学部の学生たちが制作したエシカルBOOK・レシピBOOK

【エシカルハンドブック「エシカルフードのすすめ」】をぜひご覧ください

徳島文理大学 エシカルハンドBOOK「エシカルフードのすすめ」 [PDF:1.7MB]

【レシピブック】をぜひご覧ください

徳島文理大学 レシピBOOK[PDF:33.9MB]IFrame

エシカルハンドBOOK・レシピBOOKは、地域連携センター(徳島キャンパス2号館1階)で配付しております。


この事業は徳島県のホームページからも見ることができますのでどうぞご覧ください

令和6年度海外大学等とのオンライン交流の実施について【徳島県】

 


参加学生の感想はこちら↓〈※記載の学年は令和年6度当時のものです〉


人間生活学部 人間生活学科 3年 弘中茉実さん、安野花梨さん、加茂海夢さん、2年 原彩乃さん、高島由芽さん

(左から安野さん、弘中さん、加茂さん)

(左から、高島さん、原さん)

弘中さん 

今回活動に参加し、改めて消費への関心を強く持つことができました。私はハンドブックの中で水耕栽培に初めて挑戦したのですが、手軽に育てられることから今後も様々な野菜で挑戦しようと考えています。自分自身の意識の変化を実感できたことは大きな収穫でした。このハンドブックを通して多くの人に知識だけでなく行動を起こすきっかけになれたら嬉しいです。また、今年も学科・学年が違うメンバーで様々な意見交換や交流ができ、貴重な時間を過ごす事ができて良かったです。ありがとうございました。

安野さん

今回参加し、食の消費について色々な視点から考えることが出来るいい機会になりました。水耕栽培など、自分だけだと思いつかない食の消費についての視点もほかのメンバーと関わりながら考えることで知ることが出来ました。私は主にレシピ本の作成を担いましたが、他のメンバーとどんなレシピがいいか、どんな食材を使うか、工程をどの程度にするか、などターゲットが作ってくれるようなレシピを考えるのが難しかったです。ですが、作り終えた時は達成感があり、満足のいく出来あがりになったので、参加して良かったと思いました。

加茂さん

今回の活動を通して、他学部他学科の方との関わりを多く持ち自分と違う専門分野を学んでいる方の視点や、多くの方の考え方等が様々で勉強になりました。

これからも持続可能で新しい消費について考えて行きたいと思います。

原さん

改めてメンバーとエシカルについて話し合い、実践し、文字にして人に伝えるという作業は難しいと思った反面、楽しくて達成感のある活動となりました。ありがとうございました。

高島さん

この事業に初めて参加して、チームでのコミュニケーションや会議での意見交換など、すべてが新鮮な体験でした。みんなで協力してハンドブックという成果物を作り上げるのは大変でしたが、それ以上に学ぶことが多く、大きなやりがいを感じました。また、食のエシカル消費を推進するために、大学生が今すぐ実践できることを発信し、多くの方に喜んでいただけるハンドブックが完成したと思います。


短期大学部 生活科学科食物専攻 2年 竹中勇貴さん、川根万世さん

(左から川根さん、竹中さん)

竹中さん

僕は、海外大学等オンライン交流会には、自分にとって何か得られるものがあるのではないかという思いで参加しました。令和6年度のテーマが、興味のあるSDGsやエシカル消費のことでしたので、参加してみてとても楽しかったです。その中でも、先輩達と一緒に、レシピ本づくりの献立を担当しました。地元徳島の野菜や、旬の食材を生かしながら、料理が苦手な同世代にも簡単に作れるような料理を考えて、調理、写真撮影なども取り組みました。レシピ本が完成した時はとても達成感がありました。今回、参加し短期大学部で栄養士を目指していく上で、貴重な経験になったと思います。ありがとうございました。

川根さん

昨年度から継続参加をしました。今年度のテーマは、食物専攻の学びである食に関わる内容だったので、先輩や後輩と共に意見交換をしながら取り組めました。学食で提供しているTFTランチのことや、TFT主催のおにぎりアクションの社会貢献にも繋がる活動を短大フェスタで商科の学生さんと紹介できたことも思い出となっています。成果物のハンドブックにもコラムを掲載することができました。目的に向かって一緒に何かをやり遂げることができ、とても有意義な体験でした。社会人になっても栄養士として、食に関わるエシカル消費やSDGsを意識して行動したいと思います。


短期大学部 商科 2年 野村友香さん・田中美紗さん・渡邊楓さん

(左から渡邊さん、野村さん、田中さん)

渡邊さん

今回参加して、海外の方々と交流することが出来て良かったと思いました。今の時代、海外のコミュニティに参加しようと思えば簡単に出来ます。しかし、このようなプレゼンテーションとしての交流はなかなか無いものだと感じました。特に、私が印象に残ったことはプレゼンシートの「デザインの違い」です。日本のプレゼンシートは分かりやすさを重視しているデザインですが、海外では芸術を重視しているように感じ、逆に面白かったです。

野村さん

この活動に参加して、食のエシカル消費への「意識」が変わりました。今までは、自分事として捉えられていなかったのですが、活動を通してエシカル消費の大切さを知ることができました。今後は、自分から行動していきたいです。 また、他学部、他学科の人と交流することができて貴重な経験になりました。

田中さん

この活動に参加して、社会に対するアンテナが1つ増えたように感じます。例えば、スーパーでエシカル消費に関するリーフレットを見つけ手に取ったり、商品の包装のレッドカップマークに気付いたりしました。このアンテナこそエシカル消費の推進、ひいては持続可能な社会の実現の第一歩だと考えます。今後も、自身の消費活動が社会にとってよりよく、よりやさしいものであるよう意識を高めたいです。

PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。

Adobe Acrobat Readerダウンロード