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とくしまサイコー塾スタディツアー「勝浦・上勝で3Rについて考動しよう!」を実施しました

公開日 2024年03月04日

  徳島キャンパス地域連携センター主催でとくしまサイコー塾スタディツアー「勝浦・上勝で3Rについて考動しよう!」を実施し、学生8名が参加しました。

  家庭で飾られなくなったひな人形を供養し地域活性化に役立てている勝浦町と2003年に日本の自治体として初めてゼロ・ウェイスト宣言した上勝町に訪問し、3R「Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)」について、学生自らが考えどう動くのか(考動)を学ぶためのスタディツアーを3月3日(日)に実施しました。

 まず訪れたのは、勝浦町「ビッグひな祭り」。1985年に役場職員10名から始まったお祭りが、今ではおよそ3万体のひな人形を飾る大きなイベントになりました。高さ8メートルのひな壇に、ひな人形が豪華絢爛に飾られています。ものを大切にして、次世代へ伝えることの大切さを学びました。

  

次に訪れたのは、「ふれあいの里さかもと」。廃校となった旧坂本小学校を活用した都市と農村の交流拠点で、地域住民が中心となりって運営されている施設です。今回は体験できませんでしたが、田舎こんにゃくづくりやピザ焼き、草木染めなどの体験できるそうです。廃校のリノベーションなどを見学させていただき、近くの坂本神社にもお参りしました。

  

 

 3カ所目は、上勝町の「カフェ ポールスター」。人やものがつながったり、新しい何かが生まれたり、上勝を五感で感じられることをコンセプトに、2013年オープンしたカフェ。8種類あるゼロウェイスト認証のうち7つを取得するこのカフェでは、プラスチック容器包装材類の削減はもとより、ローカルフードの提供や食品ロス、量り売りなどに取り組まれています。地産地消や農家とのコミュニケーション、ゼロウェイストを楽しそうに取り組まれているのが印象的でした。

 

最後は、「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」へ。上勝町民のためのごみステーションで、ごみ収集車が走らない町では、町民が自らごみを持ち込み40種類以上に分別しています。また併設されているくるくるショップでは、まだ処分するにはもったいない品物をだれでも自由に持ち帰ることができます。

 

今回のツアーで、ごみを工夫して減らすこと、使える物をだれかに譲ること、環境にやさしい生活を送ることの大切さを学びました。参加した学生からは、「エコの姿勢や住民の取り組みなど様々なことを学んだ」「地域が一丸となって取り組みに参加しているという印象を受けた」「知らない場所や、取り組みが沢山あり、とても勉強になったと同時に地元の魅力を再確認することができた」などの感想がありました。

また、今回のツアーは総合政策学部2年の泉さんと岸さんの企画で、内容や旅程、訪問先の交渉などを行ってくれました。学生自身が、地域の魅力的な取り組みを自分の目で見て、耳で聴き、感じる体験になりました。泉さん、岸さんお疲れ様でした。