2017.11.13

文部科学省が実施している「私立大学研究ブランディング事業」に選定されました。

 

文部科学省実施の平成29年度「私立大学研究ブランディング事業」において、188校の申請中60校が選定され、その一つとして本学薬学部教員が独自に開発した「緑藻類成長因子サルーシンを用いた革新的海藻種苗生産技術」を核に、海藻類の安定栽培技術(陸上養殖システム)を確立し、地域の海藻養殖産業の発展と活性化をめざします「藻類成長因子を用いた海藻栽培技術イノベーション」がタイプAの事業として選定されました。

徳島県及び香川県は、古くからアオサノリやスジ青ノリなどの海藻養殖が盛んな地域です。しかし近年、水温上昇などの環境変化で海藻類の生育に必要な共生バクテリアが減少し、藻類生産量が低下しています。そこで、本学が独自に開発した「緑藻類成長因子サルーシンを用いた革新的海藻種苗生産技術」を核とする安定栽培技術を確立し、海藻養殖産業の復興と活性化をめざします。

大学発ブランド海藻の生産・通年陸上養殖システムの開発・伝統的な沿岸網養殖への応用・新たな藻類成長因子の探索とその活用等を通じて、地域水産業の発展に貢献します。