藻類成長因子を用いた海藻栽培技術イノベーション

平成29年度「私立大学研究ブランディング事業」に選ばれました

文部科学省実施の平成29年度「私立大学研究ブランディング事業」において、188校の申請中60校が選定され、その一つとして本学の「藻類成長因子を用いた海藻栽培技術イノベーション」がタイプAの事業として選定されました。タイプAは地域密着型であり、本学の研究力を活かして地域の産業発展に貢献する事業計画が評価されました。

本学は、建学精神に基づき、地域社会を学術的見地から支える役割を担い、グローカル教育を推進する中で、「地域の発展に貢献できる人材」の育成をめざしています。その具体的な取り組みの一つとして、「海藻養殖」の研究を進めています。徳島県並びに香川県は、古くからスジ青ノリやアオサノリなどの海藻養殖が盛んな地域で、生産された海藻を加工・販売する第二次・第三次産業が栄えてきました。しかし近年では、水温上昇などの環境変化により、天然養殖における水揚げ量が低下し、その原価は高騰傾向にあります。今後、この状況が続くと海外からの輸入に頼らざるを得なくなり、ますます地域産業の衰退が懸念されます。

そこで、本学教員が独自に開発した「緑藻類成長因子サルーシンを用いた革新的海藻種苗生産技術」を核に、海藻類の安定栽培技術(陸上養殖システム)を確立し、地域の海藻養殖産業の発展と活性化をめざします。

また、伝統的な沿岸網養殖への応用、大学発ブランド海藻の栽培、新たな藻類成長因子の探索とその活用等を通じて、研究とビジネスマインドを兼ね備えた人材の育成にも努めていきます。

全学的な取り組みとして実施することで、海藻の加工や栄養素の分析、市場調査など、総合大学のメリットを活かした本学独自のブランディング事業として地域発展のサポートを行います。

アオサノリ種苗の陸上養殖の様子
事業イメージ