理工学部ナノ物質工学科の梶山博司教授は、トマトの収穫量を2倍にできるLEDライトを開発しました。
開発したLEDライトは、月明かり程度の微弱なパルス光を照射することができます。この光を夜間に照射すると、糖の転流量が増えて生育が促進されます。
開発したLEDライト
LED素子をネット上に配置しています。軽量でフレキシブルなので、様々な栽培品種に効率よく光照射できます。消費電力は栽培面積100m²あたり10W、1セットで1000m²まで照射可能です。
LED照射によるトマトの果実数の増加例
栽培開始から50日目あたりから生育に差が出はじめ、苗木1本あたりの果実数は85日後に2倍になりました。トマトの木の高さは1.5倍になり、糖度は15%向上しました。