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学長からのメッセージ

多様な人材育成の役割を果たし、みなさんの夢をかなえる大学をめざしています。

学長挨拶

学長あいさつ

田村 禎通 Tamura Yoshiyuki
徳島文理大学
徳島文理短期大学部学長

  徳島文理大学は、建学の精神「自立協同」に基づき、一人ひとりが自立し、協同して社会に貢献できる人材の育成をめざしています。この精神は1895年の開学以来、127年にわたって脈々と受け継がれ、多くの人材を輩出してきました。
 さて、これからの高等教育が目指すべき方向として、中央教育審議会は「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」において「学修者本位の教育」を掲げました。「学ぶ」という行為を時系列的な直線で例えると、「学習」は一時的な「点」であり、「学修」はそれを積み重ねて修めるまでの「線」といった解釈がなされます。大学における学びは「学修」をあらわします。すなわち、授業のための事前準備・事後展開など、線としての学びであり、それが単位制の考え方であります。
 大学は、「何を教えたか」から「何を学び、身につけることができたのか」への転換が求められます。すなわち、学生に客観的な教学データを提供し、学生が自信を持ってそれを社会に説明できるようにするということです。
 この2年あまりのコロナ禍にあって、対面とオンラインの組み合わせによる授業を余儀なくされ、今まで以上に学生の主体的な学びへの転換が求められています。
 オンライン授業は、学びに対してそれまでの受け身から、自ら学ぶ姿勢に変わり始めるきっかけを与えています。本学の経験では、薬学部、保健福祉学部等医療系学科が合同でチーム医療の授業をオンラインで行い、アクティブラーニング方式で学ぶことで今まで以上に理解を深めることができています。今後もオンラインと対面授業を組み合わせて、学生の主体的な学びへの転換を図っていきたいと考えています。
 今、教育に求められているのは、知識の詰め込みではなく、知識を活用して、協働して課題に取り組める人材の養成であります。思考力、表現力、課題解決力を修得し、様々な場面でその経験値を発揮できる教育が望まれます。
 本学の建学精神「自立協同」は、まさに社会変革の時代を力強く生き抜く道しるべであります。私たちは今後ともこの精神のもと、ポストコロナの時代をリードする担い手を育ててまいります。


プロフィール

昭和46年3月徳島大学医学部医学科卒業、昭和46年6月徳島大学医学部附属病院 医員、昭和49年11月徳島大学医学部附属酵素研究施設 助手、昭和52年4月徳島大学医学部附属病院 医員、昭和54年4月徳島大学医学部附属病院 助手、昭和57年5月徳島大学医学部附属病院 講師、平成元年7月国立療養所東徳島病院 内科医長、平成5年7月国立善通寺病院 臨床研究部長、平成6年10月国立善通寺病院 副院長、平成15年10月国立善通寺病院 院長、平成16年4月独立行政法人国立病院機構 善通寺病院 院長、平成24年3月独立行政法人国立病院機構 善通寺病院 名誉院長、平成24年4月徳島文理大学保健福祉学部看護学科教授、保健福祉学部長・助産学専攻科長、平成29年1月徳島文理大学大学院看護学研究科長、平成29年4月徳島文理大学副学長、平成30年4月徳島文理大学 学長(~現在)、所属学会は、日本内科学会、日本循環器学会