2013年3月6日(水) 平成24年度第一回事業評価委員会(AB合同)を開催しました。

2013/03/10

評価委員会

 

平成25年3月6日(水)に「平成24年度第一回事業評価委員会(AB合同)」を徳島文理大学で開催しました。

 

平成24年度 第一回事業評価委員会(AB合同)

◆開催日時:平成25年3月6日(水)13:00 ―14:10

◆場所:徳島文理大学21号館1F会議室

評価委員会(AB合同)議事録

出席者
学内評価委員
・桐野 豊    徳島文理大学 学長
・福山 愛保   徳島文理大学薬学 部長
・丸山 徳見   徳島文理大学香川薬学部 薬学部長
・香川 征    徳島大学 学長
・際田 弘志   徳島大学薬学 部長
・村上 宏之   松山大学 学長
・松岡 一郎   松山大学 薬学部長

外部評価委員A(大学、病院、薬剤師関係者など)
・元木 宏   徳島県薬剤師会 会長
・安井 夏生  徳島大学病院 病院長
・日浅 芳一  徳島赤十字病院 院長
・水口 和生  徳島県病院薬剤師会 会長
・瀬川 正昭  NPO法人・山の薬剤師たち 理事長
・西森 康夫  高知県薬剤師会 会長
・市原 和彦  高知大学医学部付属病院 副薬剤部長(杉浦哲朗病院長代理)
・宮村 充彦  高知県病院薬剤師会 会長
・宮内 芳郎  愛媛県薬剤師会 会長
・檜垣 實男  愛媛大学医学部付属病院 病院長
・荒木 博陽  愛媛県病院薬剤師会 会長
・中山 幸子  香川県薬剤師会 副会長(辻上巌会長代理)
・芳地 一   香川県病院薬剤師会 会長
・安西 英明  NPO法人・へき地と歩む薬剤師 理事長

外部評価委員B(教育関係者、卒業生など)
・中野 敏章  徳島県教育委員会 学校政策課
            学力向上推進室 指導主事(佐野義行教育長代理)
・山田 憲昭  高知県教育委員会 学力向上担当チーフ(中澤卓史教育長代理)
・鈴江 朋子  徳島赤十字病院 薬剤部長(徳島文理大学薬学部卒業生)
・西尾 貴之  高知県中央東福祉保健所(徳島文理大学香川薬学部卒業)
・中瀬 真理  徳島大学薬学部・臨床薬学実務教育室・助教(徳島大学薬学卒)

来賓
・早川 慶   文部科学省高等教育局 大学振興課大学改革推進室 改革支援第二係長

オブザーバー
・京谷 庄二郎  徳島文理大学薬学部 教授
・伊藤 悦朗   徳島文理大学香川薬学部 教授
・宮澤 宏    徳島文理大学香川薬学部 教授
・土屋 浩一郎  徳島大学薬学部 教授

 

議事内容

司会:事業事務局長 堤一彦
1.評価委員の自己紹介。
2.議長選出:事務局から徳島県薬剤師会の元木宏会長を議長に推薦。承認される。

元木議長の司会で議事進行
3.事業代表あいさつ:徳島文理大学 桐野豊学長
4.ステークホルダー代表挨拶:徳島県薬剤師会 元木宏会長
5.事業紹介とH24年度事業成果報告:事業代表、徳島文理大学 桐野豊学長

6.質疑応答
Q:大学附属薬局を訪問したとの事だが、もう少し詳しく説明して欲しい(元木議長)。

A:薬学部は薬用植物園の設置を義務付けられているが、附属薬局の設置は義務ではない。しかしながら、薬剤師養成課程6年制の議論をしていたときに、薬学部に附属薬局の設置を義務付けるべきであるという意見は相当あった。そういう経緯もあって、附属薬局を持つ大学は増えてきているが、四国の大学はまだ持っていない。薬剤師会と連携し、議論しながら附属薬局を作る必要がある。本年度は、附属薬局を作った目的、活用方法などの調査の段階である。附属薬局がないと教育上、困る事があると思っている(桐野代表)。

 

Q:附属薬局を訪問した感想は(元木議長)。

A:大阪薬大は大阪医大付属病院の門前薬局であり、大きな薬局である。会議室もある。大阪医大付属病院の医薬分業開始と同時に開設された。業務は通常の調剤だが、レベルは高い。薬剤師は9名雇用。薬剤師が大学の実務家教員でもある。北海道薬大も門前薬局である。慶応大学は門前ではなく、大学の建物内にある。金沢大学も附属薬局を持っている。3大学の附属薬局は大学が経営しており、金沢大学はNPO(県の財団、県薬剤師会が出資している)が経営している(桐野代表)。

 

Q:実務実習はやっているか(元木議長)。

A:1ピリオドに2人まで受け入れている(桐野代表)。

 

Q:松岡先生、欧州の状況を教えて欲しい(元木議長)。

A:欧州は門前薬局という考え方はない。患者は病院で診察を受け、町の薬局で調剤して貰う。薬剤師の考え方も日本とは違う。薬学部を卒業したら、他国の大学で更に上の教育を受けられる。3年間で薬剤師、2年追加で行政薬剤師の資格が貰え、薬局経営が出来る(松岡委員)。

A:デンマークは全国で薬局が300店、薬剤師が1000人である。薬学を卒業すると半数以上は製薬会社に勤める(桐野代表)。

A:デンマーク、フィンランドでは薬学部の数が少ないためであろうか、国家試験がない(松岡委員)。

 

教育委員会からも意見を頂きたい(元木議長)。

A:高校現場では,なかなか学問の最先端の情報がわからないため,薬学の最先端の研究を高校生に紹介いただける機会があれば,生徒の薬学への興味や関心が高まるのでお願いしたい。(徳島県教育委員会 中野氏)。

A:高校としては高校生を連れてオープンキャンパス等の時に大学を訪問したいと考えている。是非、協力して欲しい(高知県教育委員会 山田氏)。

 

文部科学省の早川様、意見を頂きたい(元木議長)。

A:大学関係者だけではなく、自治体、NPO法人、教育関係者と一緒になって事業を進めて欲しい。評価委員会Cのような学生から意見を貰う事は素晴らしい事だ。今後も、意見を表明して貰うような場を作って頂きたい。また、事業終了後はこの事業を継続させて欲しい(文科省 早川氏)。

 

7.まとめ
本日の議論を含めて、議長名で本事業の代表である桐野学長に評価委員会からの提言書を文書で提出する。

以上

評価委員会終了後、以下の講演会を開催し4薬学部の教員および学生が聴講した。

1.文部科学省・高等教育局・大学振興課・大学改革推進室
改革第二係長 早川 慶氏「大学間連携共同教育推進事業の目的と意義について」

2.厚生労働省・医薬食品局総務課
課長補佐 田宮 憲一氏「薬剤師の将来像について」

3.第1回医薬患連携情報共有研究会
講演1
富士通株式会社(フィンランドKanTaサービス開発)ヘルスケア・文教システム事業本部ライフイノベーション企画室/海外・新ビジネス企画室株式会社富士通総研 経済研究所 中野 直樹氏
「フィンランドにおける電子処方とEHR・PHR」

講演2
北海道大学大学院保健科学研究院
厚生労働省政策統括官付情報政策担当参事官室 中安 一幸氏
「医療分野における国民的IDとプライバシー」

 

徳島県薬剤師協会会長 評価委員会議長  元木 宏
提言書(PDFファイル)

 

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