2012年12月20日(木) 平成24年度FD委員会[法規・制度・倫理分野]を開催しました。

2012/12/20

FD委員会[法規・制度・倫理]

平成24年12月20日(木)にFD委員会[法規・制度・倫理分野]をサンポート高松にて開催しました。

◆日時:平成24年12月20日(木)13:00 ~ 17:00

◆場所:サンポート高松 6F 66会議室

◆参加者:
[徳島文理大学薬学部]・・・・・塩原 義則
[徳島文理大学香川薬学部]・・・丸山 徳見
[徳島大学薬学部]・・・・・・・佐藤 陽一
[松山大学薬学部]・・・・・・・山口 巧

IMG_0101

【議題1:各大学における法規制度分野の授業の現状について】

 法規制度に関する授業形態は、いずれの大学においても講義形式で実施している。また、担当教員については、徳島文理大学、松山大学が学内専任教員のみ、徳島文理大学香川キャンパスは学内専任教員および学外特任教員、徳島大学は学外講師が担当している。授業実施学年については、松山大学、徳島大学では3年次から開始、徳島文理大学、徳島文理大学香川キャンパスでは4年次前期より開始している。また、徳島文理大学、徳島文理大学香川キャンパス、松山大学では、法規制度に関連する内容を含む講義を段階的に複数の講義を実施することにより、教育効果の向上を計っている。

【議題2:各大学における倫理分野の授業の現状について】

 倫理に関する授業については、個別に講義科目があるのは徳島文理大学香川キャンパスおよび松山大学の2大学であった。徳島文理大学香川キャンパスでは、文学部教員により人間関係論(15コマ)、医療倫理学(15コマ)、医療コミュニケーション入門(15コマ)の3科目の他、副作用被害患者による講演を実施している。また、松山大学では経済学部教員により生命倫理学として15コマの講義を実施し、それに加えて、3年次での化学療法学の初回講義でのがん患者に関するビデオ授業、社会薬学、病院薬局薬学Ⅱ、Ⅲ内での講義およびSGD形式の授業、愛媛大学医学部医学科および看護学科との合同授業を実施し、がん患者からの講演およびがん治療における医療従事者の役割に関してSGD形式による倫理教育を実施している。徳島文理大学では、1年次に開講の薬学概論2(生命の尊厳、医療の目的、先進医療と生命倫理)、早期体験学習において外部医師による講演及び4年次の事前学習内での臨床系教員による講義・実習での対応、徳島大学では、本学部教員により、1年次に開講の薬学入門1、2(生命の尊厳、医療の目的、先端医療と生命倫理、医療の担い手としての心構え、信頼関係の確立を目指して)、および事前学習内で教育を実施している。

 法規制度倫理分野の教育内容は、医療現場や社会情勢と深くつながりがあり、それらを常に教育内容に盛込み、刷新していかなければならない。そのため、法規制度倫理教科担当者は、厚生労働省からの最新情報の収集だけでなく、臨床系教員との情報交換が重要になってくる。故に今後のFD研修会では、年1回程度で実務分野のFD研修会に法規制度倫理担当教員がオブザーバーとして参加したFD合同研修会を提案することとなった。

IMG_0091