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インタビュー

2022.07.13

ナノ物質工学科 佐藤一石 教授

大学では「高分子ナノ材料」「医用材料工学」などの授業を担当しています。

私が研究する「高分子材料」とは、プラスチックなど身近にあるものです。衣・食・住すべてに関わっており、今は特に医療系分野でも活用されています。私にとっては化学的にも実用的にも興味を抱く分野であり、研究開発するものが社会に還元されるということが魅力です。

授業では、身の回りのモノに興味を持ってもらうことに重きを置いています。どんなところに使われているのか、どういう機能を持っているのか。活用方法が社会とどうつながるのかを知ってほしいと思っています。また、理工学部は身体をどんどん動かして「ものづくり」をするところなので、好奇心を絶やさず、積極的にあれこれ試してみることも大切です。

  • 国際規格を満たすゲル状高分子材料

  • 高分子微多孔膜の拡大写真

勉強以外でも積極的に身体を動かすことが大切です。そういう私も大学まで陸上競技をやってきました。ブランクはありますが、改めて身体を動かそうと思いまずはジョギングから始めましたが、どうせやるならとことん挑戦してみようと思いマスターズの大会にも出場したりしています。競技の楽しさはもちろんですが、中高生選手を指導しながら、学生や学校の先生方との交流も楽しみです。陸上競技協会での指導も、最初に教えた学生は現在では社会人5年目を迎えています。学生の中には教員として活躍している人もいて、仕事現場で一緒になることもあるのがうれしいですね。

ナノ物質工学科では、自分の興味や関心を深め、チャレンジしていくことが重要です。身体を動かしてものづくりをすることは、スポーツに近いのかもしれません。また、理工学部では化学・物理・数学など理系科目の学びを深めていきますが、難しい内容でも毛嫌いせず、興味をもって取り組むことが自分を伸ばすコツだと思います。

それに苦手な分野があっても、大学で基礎教育をしっかりと行いますし、基礎教育支援センターで学びを深めていける環境が整い、チューター制もとっているため、学生一人ひとりをサポートできますので安心して飛び込んできてください。

わからないことが明らかになるプロセス。新しい発見につながってくる楽しさ。それが形として残ってくることは、魅力的なことです。世の中で未知なるものが分かってくること、そしてそれが形となって残っていく魅力。そういった魅力がものづくりには詰まっています。
チャレンジを繰り返しながら一緒に学んでいきましょう。

お話を聞いたのは

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ナノ物質工学科 佐藤一石 教授

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