人間福祉学科

福祉は、人に寄り添い共に生きる「共生社会」を担う分野です。人間福祉学科でめざす社会福祉士や精神保健福祉士が活躍する現場も、福祉施設や病院、学校や一般企業、地方自治体など多岐にわたります。相手のために徹底して尽くすことは、自分の幸せにもつながります。福祉を学ぶ4年間は、あなた自身が自分を見つめる貴重な時間になることでしょう。社会生活が困難な人だけでなく、すべての人が人間らしく暮らし続けるために必要なサービス・制度・社会的活動のあり方を研究・実践していきます。

人間福祉学科3つのポイント

  • 1
  • 福祉援助を必要とする人に助言・支援できる知識と技術を修得
  • 2
  • ロールプレイ型演習で、さまざまな支援場面を体験
  • 3
  • 実践重視のカリキュラムで社会福祉士と精神保健福祉士の資格取得をめざす

在学生からのメッセージ(2017年度後期)

 私が福祉に興味を持ったのは、「福祉=看護ではない」という言葉がきっかけでした。福祉とはどういったものなのか、もっと深く知りたいと思いました。そして、この学科に進学を決めた理由は、オープンキャンパスに参加した際に、施設の整備がとても良く、何より先生と学生との距離が近く、和やかな雰囲気の中で勉強に励めるという所に魅力を感じ、進学を決めました。
 勉強では、専門的なことも基礎から、しっかりと教えてくださるので、安心して勉強に励めています。人の役に立つことのできる社会福祉士になるために日々頑張っています。また、他の授業などを通して、学年や学科を越えた友だちができたり、アルバイトをしたりなど日々、学生生活を過ごしています。

2年 松浦 真帆さん(高知県出身)

 ■時間割(2017年度後期)
1講時 心理学理論と心理的援助 低所得者に対する支援と生活保護制度
2講時 英語A2 英保B2 相談援助実習指導I 相談援助の基盤と専門職II
3講時 相談援助演習II 高齢者に対する支援と介護保険制度II 障害者に対する支援と障害者自立支援制度II レクリエーション活動援助法II
4講時 人体の構造と機能及び疾病II 精神疾患とその治療II レクリエーション活動援助法II
5講時 仏語A2 社会保障II
※2017年度取材時の情報です。
 時間割は、入学年度や希望資格・免許状等により異なります。
 1講時[9:10~10:40]、2講時[10:50~12:20]、3講時[13:10~14:40]、4講時[14:50~16:20]、5講時[16:30~18:00]


在学生からのメッセージ(2017年度前期)

 今後、日本では高齢化が進むため、需要のある福祉関係の仕事に就きたいと思っていました。福祉関係の仕事を調べる中で、ソーシャルワーカーが注目されていることを知りました。また、本学は、熱心な先生方や施設・設備にも魅力を感じ、進学を希望しました。授業の予習・復習はもちろん、分からない点はそのままにせず、友人や先生に聞いて解決しています。勉強ばかりではなく、友人とご飯を食べに行ったり、楽しい日々を送っています。

3年 高瀬 昴星さん(愛媛県出身)

 ■時間割(2017年度前期)
1講時 精神保健の課題と支援I 相談援助の理論と方法I 相談援助実習指導II
2講時 精神保健福祉に関する制度とサービスI 相談援助演習III 福祉サービスの組織と経営
3講時
4講時 精神保健福祉の理論と相談援助の展開I 就労支援サービス
5講時
※2017年度取材時の情報です。
 時間割は、入学年度や希望資格・免許状等により異なります。
 1講時[9:10~10:40]、2講時[10:50~12:20]、3講時[13:10~14:40]、4講時[14:50~16:20]、5講時[16:30~18:00]


科目一覧

1年次

現代社会における社会福祉制度の意義や理念、福祉政策について学びます
基礎領域

専門知識の基礎

現代社会と福祉Ⅰ・Ⅱ / 社会福祉概説 / 介護概論

関連分野領域

社会福祉士と精神保健福祉士になるための専門科目

看護学 / 情報科学 / 権利擁護と成年後見制度

社会福祉専門領域

社会福祉士になるための専門科目

児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度Ⅰ・Ⅱ

児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度Ⅰ・Ⅱ

児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度Ⅰ・Ⅱ

子どもの権利を保障する子ども家庭福祉の役割は重要です。いじめや児童虐待などの子どもを取り巻く現状を理解し、相談援助活動において基本となる児童福祉の理念や目的、児童福祉法などの法制度や児童福祉施設や児童相談援助機関などの支援体制について学習します。

相談援助演習Ⅰ~Ⅴ

2年次から4年次までおこなわれる相談援助実習では、ロールプレイやディスカッションなどをとおして、相談援助における知識と実践的な技術を体得します。人物観察で専門職に必要な「観察力」を養うのはもちろん、事例検討をしながら実際の支援方法について考え、また周囲の人と意見を共有することで、プロフェッショナルな資質と技能を身につけます。

  • ブラインドウォーク

    ブラインドウォーク

  • ロールプレイ

    ロールプレイ

  • 事例検討

    事例検討

  • 他者理解

    他者理解

2年次

福祉施設などでの相談援助実習に向けて、相談者と専門家の視点を深めていきます
基礎領域

専門知識の基礎

社会保障Ⅰ・Ⅱ

社会保障Ⅰ・Ⅱ

社会保障制度は社会福祉の根幹と言っても過言ではない。本講義では、社会保障の理念や歴史、その具体的構造および財源等を理解し、そのうえで年金・医療保険、労働保険など各種制度を学習する。

関連分野領域

社会福祉士と精神保健福祉士になるための専門科目

人体の構造と機能および疾病Ⅰ・Ⅱ / 心理学理論と心理的支援 / 社会理論と社会システム / 保健医療サービス / 家族社会学 / レクリエーション活動援助法Ⅰ・Ⅱ

社会福祉専門領域

社会福祉士になるための専門科目

障がい者に対する支援と障がい者自立支援制度Ⅰ・Ⅱ / 高齢者に対する支援と介護保険制度Ⅰ・Ⅱ / 地域福祉の理論と方法 / 低所得者に対する支援と生活保護制度 / 社会調査の基礎

相談援助領域

社会福祉士と精神保健福祉士のソーシャルワークのための重要科目

相談援助の基礎と専門職Ⅰ・Ⅱ

精神保健福祉

精神保健福祉士になるための専門科目

精神疾患とその治療Ⅰ・Ⅱ / 精神保健福祉相談援助の基盤(専門)

実習・演習

資格を取得するための演習・実習

相談援助演習Ⅰ・Ⅱ / 相談援助実習指導Ⅰ

3年次

相談援助実習がはじまり、福祉の専門職としての知識だけでなく実践力を身につけていきます
関連分野領域

社会福祉士と精神保健福祉士になるための専門科目

更生保護制度 / 臨床心理学

社会福祉専門領域

社会福祉士になるための専門科目

福祉行財政と福祉計画 / 福祉サービスの組織と経営 / 社会福祉学研究ゼミナール

相談援助領域

社会福祉士と精神保健福祉士のソーシャルワークのための重要科目

相談援助の理論と方法Ⅰ・Ⅱ / ケアマネジメント論 / カウンセリング

精神保健福祉

精神保健福祉士になるための専門科目

精神保健の課題と支援Ⅰ・Ⅱ / 精神保健福祉に関する制度とサービスⅠ・Ⅱ

実習・演習

資格を取得するための演習・実習

介護技術演習 / 相談援助演習Ⅲ・Ⅳ / 相談援助実習指導Ⅱ・Ⅲ / 相談援助実習 / 精神保健福祉援助演習(専門Ⅰ・Ⅱ)/ 精神保健福祉援助実習指導Ⅰ

4年次

精神保健福祉援助実習や卒業研究、就職活動のほか、国家試験対策を重点的に実施します
基礎領域

専門知識の基礎

社会福祉発達史 / 社会福祉法制

関連分野領域

社会福祉士と精神保健福祉士になるための専門科目

就労支援サービス

就労支援サービス

相談援助活動における自立支援の観点から障がい者等が働くことは、非常に重要な柱であり、同時に自己実現を目指す観点からも大きな意義がある。障害者総合支援法の就労支援サービス等の就労支援制度の概要や就労支援に関する組織や団体や関係機関との連携等向けた取組みを学習する。また、低所得者等への就労支援策についても学習する。

精神保健福祉

精神保健福祉士になるための専門科目

精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅰ・Ⅱ / 精神障がい者の生活支援システム

実習・演習

資格を取得するための演習・実習

相談援助演習Ⅴ / 精神保健福祉援助実習指導Ⅱ・Ⅲ / 精神保健福祉援助実習

実習

実習

社会福祉士国家試験受験に必要な「相談援助実習」では、障がい・高齢・児童の各関連施設、社会福祉協議会、病院などで、180時間以上の実習をおこないます。精神保健福祉士国家試験受験に必要な「精神保健福祉援助実習」では、精神科病院で約2週間、精神保健関連施設で約2週間の合計210時間以上の実習をおこないます。実習後には、学生および教員に対して実習内容等をプレゼンテーションします。

実習

科目PICK UP

PICK UP
01
相談援助の基礎と専門職Ⅰ・Ⅱ

相談援助の基礎と専門職Ⅰ・Ⅱ

現代社会において福祉ニーズは複雑・多様化しており、社会福祉士に求められる分野は、教育、労働、医療、司法などにも拡大されています。そのような社会福祉士の相談援助を学ぶ上で基盤となる社会福祉士の役割、価値、倫理、多職種連携などについて、また相談援助の構成要素、相談援助の形成過程などについて学びます。

PICK UP
02
精神保健の課題と支援Ⅰ・Ⅱ

食品学実験Ⅱ

精神保健福祉士をめざすための科目の一つです。講義では、「精神の健康、メンタルヘルス」に関する課題を整理し、精神保健の役割と課題について学習します。具体的には、精神保健に関する諸課題について、個人のライフサイクルおよび環境的側面(家庭、学校、職場など)から整理し、心の健康に関する内容やその支援策について考えます。

めざせる進路

学校、病院、一般企業など

就職率(人間福祉学科)

95.5%

※2018年5月現在、厚生労働省・文部科学省共同調査に準拠

主な就職先(2018年3月卒業)

兵庫県立病院、独立行政法人 国立病院機構 南京都病院、独立行政法人国立病院機構、JA徳島厚生連 吉野川医療センター、医療法人健康会 石川クリニック、医療法人三成会 水の都記念病院、医療法人養生園 TAOKAこころの医療センター、医療法人凌雲会 稲次病院、一般財団法人積善会 十全総合病院、一般社団法人オリエンタル労働衛生協会、社会医療法人愛仁会 高槻病院、徳島県立小松島西高等学校、天狼国際株式会社、有限会社ANSHIN保険事務所、社会福祉法人香南会、社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団、特定非営利活動法人藍住町手をつなぐ育成会、株式会社セブン-イレブン・ジャパン、株式会社ケントホームズ、西野電機工業株式会社 等

取得可能な資格

社会福祉士国家試験受験資格/精神保健福祉士国家試験受験資格/高等学校教諭一種免許状(福祉)/レクリエーション・インストラクター/社会福祉主事・精神保健福祉相談員/児童指導員

社会福祉士とは

お年寄りや身体に障害をもつ者に対して、福祉に関する相談に応じ、専門的な知識と技術による助言や援助を行う。福祉施設や福祉事務所、児童相談所、身体障害者や知的障害者の更正施設等をはじめ、さまざまな機関で活躍する福祉相談援助のプロ。

社会福祉士に聞きました(やりがい、辛いところ、めざしている人へのアドバイスなど)

Q 仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?
A 患者様によりよいサービスを提供するためにはどうすればよいのか試行錯誤の連続ですが、患者様から「ありがとう」という感謝のひと言をいただくと、やりがいのある仕事だと感じます。今は仕事しながら人から感謝され、人の役に少しでも立てていると毎日実感できるこの仕事につけたことを幸せに感じます。
Q この仕事の辛いところや厳しいところは?
A 実際働いてみて社会福祉という仕事は大変だなと痛感しています。例えば職員の言い分とご家族の言い分がぶつかり合ったときに、そこをいかにうまく解決していけるかいつも悩みます。他には、相談業務や介護は同じ部署の職員とのチームワークなので職員同士の関係がうまくいってないと働き辛い面などがあります。
Q この仕事をめざしている人へアドバイス
A 福祉は厳しい業界だと言われますが、そういう先入観はあまり持ってほしくないですし、まず現場を体験してほしいです。ぜひボランティアに積極的に参加して、様々な人と関わってください。また、大学生活を有意義なものにするためにも、しっかりした目標を持ってください。

教員・研究所の紹介

教授

・富澤 彰雄(知的障害福祉)

知的障害福祉施設のあり方

・池原 敏孝(生理学)

生体に及ぼすLED光の影響、生体に及ぼす磁界の影響

・櫻井 進(法史学(西洋法史)、社会政策学、法社会学、家族関係学)

研究内容は、旧ハプスブルク帝国のオイゲン・エールリッヒという法学者の個人史の分析です(拙稿「法社会学の創始者たち(2)-エールリッヒ」、 和田仁孝他編著『法と社会へのアプローチ』所収(日本評論社)を参照)。 彼が生活したのは、東部辺境州と呼ばれるところで、種々の社会政策が必要な地域でした。ともに勉強できる日を楽しみにしています。

・大蔵 雅夫(臨床精神医学・神経心理学)

ストレス社会で増加している心身症や精神障害に焦点を当て、臨床研究を行っている。 精神障害の原因や症状増悪因子について基礎的な調査をすると同時に、 精神医療の現場における効果的なアセスメントや治療的介入に関する臨床研究を重視している。 さらに刑事精神鑑定などの活動を通じて司法精神医学にも深く関わっている。

・福谷 八一(心理アセスメント)

「被害者支援 特に児童・生徒の緊急支援のあり方について」の研究。主として小・中学校の児童や生徒、保護者に対して、 心理療法など支援活動として関わるなかで、事件・事故など緊急事態における支援のあり方を研究。

・岩城 由幸(児童福祉・知的障害福祉)

子どもの貧困、障害児者施設の権利擁護、地域移行

准教授

・木内 哲二(社会福祉ニーズと生活環境)

・古川 明美(介護・看護)

・溝口 隆一(哲学)

・武田 珠美(調理学)

講師

・桃井 克将(障害福祉・認知神経心理学・ソーシャルワーク)