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小学校外国語活動研修会

 1月30日(日)、四国学院大学において、四国学院大学非常勤講師の新宮久子先生を講師に、小学校外国語活動研修会が開催されました。この研修会の目的は、新学習指導要領、小学校外国語活動の目標を理解し、実際にどのように活動を進めていけばよいかについて考え、いよいよ2か月後にせまった小学校外国語活動に対応していくためのものです。西讃地区の現職の小学校及び教育委員会の先生方、小学校教員を目指す連携3大学の学生が参加して熱心に学習しました。小学校で外国語活動の指導に関わる教員として、基本的・基礎的な重要事項について、新宮先生自らの経験をとおして考えておられることや具体的な実践活動に触れながらご指導していただきとても充実した研修会でした。



 新宮先生は、四国学院大学で30年間、英語に関わるお仕事をされるとともに、現在は善通寺市内の2つの小学校で実際に外国語活動の指導に取り組まれています。また、これまでにも、社会福祉関係での英語活動に取り組まれたり、英語劇の創作や、カルチャースクールや英会話教室での指導の経験もある実践をつんだベテランの先生です。


研修会要旨

  • 2ヶ月後にせまった小学校の外国語活動について、子どもや先生方の不安、英語コンプレックスの解消に努める必要がある。不安の要因について。
  • ゆっくり、たどたどしくてもよい、心を開いて何とかコミュニケーションをとろうとする一生懸命さを出させることを大切にしたい。
  • これまでの外国での経験を通して学んだことの紹介があった。英語にもそれぞれの国の「なまり」が ある。日本語「なまり」の英語でよい。コミュニケーションの意欲を大切にする。伝えたいことをし っかり教えればイントネーションはついてくる。大事な言葉をしっかり伝えることが大切である。
  • どのように授業を進めていくか。「このように教えてもらいたい」という学ぶ側の意識を逆手にとっ て指導法や教材などを考えることが大切である。
  • 教室での指導場面を観察していると、大きな声でのパターン化した「やりとり」があり不自然である。 自然な大きさの声や自然の会話も大切にしたい。(子どもの心を観察したい)
  • 授業の場面で、補助の先生が答えや指示を出してしまうことがあるが、一瞬でも子ども自身が考える 時間が必要である。この発表する時間を大切にしてあげたい。(先生が答えを出しすぎてしまう授業 がある)
  • 英語でコミュニケーションする楽しさを大切にする。「英語で何か言えた」という時間を大切にして あげたい。(英語を憂鬱の種にしない)
  • 初めて教壇に立ったとき、英語をどのぐらい使って指導したらよいかと悩んだ.が、日本語で進めよ うと考えた。英語の何かが残っていればよいと考えた。(指導者の気持ちが楽になる。)
  • 言葉と文化は離れたものでない。英語ノートにもあるがいろいろな国の挨拶の言葉は大切にしたい。
  • 外国語活動の評価では、「どれだけできたか」だけを評価の対象にしない。積極的ではないが授業に 参加できた、小さい声だが発表できた、挨拶はできなかったがその場にはいたなど、素地は作られて いるかもしれない。クラスには、勉強嫌い、英語嫌いの子どもがいるかもしれないということを念頭 に気配りしていくことが大切である。(英語嫌いを低年齢化させない)
  • 英語の学習を通してよい方向に向かう子どもがいるかもしれない。 (英語が全くだめな教え子が洋酒の勉強のため英国にいき成功した話の紹介)
  • 「ほめる」ことをどのレベルで行うか考える。担任との信頼関係が大切である。厳しい命令はだめ。
  • 中学校との連携では、「小学校では習ったから分かるでしょ」とかの発言や、小学校同士で競わすこ とは良くない。嫌な科目として追加させない。少ない英語でも自分で伝える大切さを教える。
  • 「あくまで言葉は生の人間関係のものである」ということを知ってほしい。
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